割り込むには“かなりのエネルギーが必要”…!?

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最新投稿日時:2019/08/13 10:41 - 「割り込むには“かなりのエネルギーが必要”…!?」(武市佳史)

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割り込むには“かなりのエネルギーが必要”…!?

著者:武市佳史
投稿:2019/08/13 10:41

◆リスク回避姿勢再燃 - ネガティブ材料重なり…

※ご注意:予想期間は8月14日と表示されていますが、本日(8月13日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


ここまで“ネガティブ”が重なるのか…?

「米中通商懸念」に加え、「イタリア政局不安」「アルゼンチン・デフォルト懸念」「香港デモ拡大懸念(昨日は香港国際空港が閉鎖)」まで重なり、リスク回避姿勢は再燃しています。
米10年国債利回りは“1.62%台”へと一時低下、NYダウも“380ドル超の続落”を見せる中、ドル円は“105円割れ寸前”へと売り込まれました。

◆「イメージは下方向」はさらに増大したが…?

「イメージは下方向」はさらに増大した格好といえますので、「予断を許さない」もさらに増した状況といえます。
特に「105円割れは年初来安値水準」に合致することを考えれば、なおさらともいえます。

しかし香港国際空港は業務を再開していますので、昨日台頭した懸念の一つは“いくらかは和らぐ”と見られます。
「流動性低下」を懸念する声もありますが、実需筋は「休み前にドル買い/売りオーダーを設定済」と見るのが自然です。
特に「心理的な節目(大台)」「ほぼ年初来安値」と合致する“下方向(105.00円)”には、「より大きな数量を設定済」と見るのが妥当ということになります。
割り込むと“ストップロス⇒さらなる下落”が懸念されますが、反面、割り込むには“かなりのエネルギーが必要”ということにもなります。

「イメージは下方向」に向いていますが、「閑散に売りなし」との相場格言もあります。
“上値が重い”は続くと見られますが、本日は“意外と底堅い”という展開が見られるかもしれません。
もちろん現時点では、“意外と”という範囲内なのでしょうが…。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:106.300(8/8高値、8/6~8/12の61.8%戻し)
上値4:106.069(8/9高値、8/6~8/12の50%戻し)
上値3:105.975(ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値2:105.829(8/6~8/12の38.2%戻し)
上値1:105.688(8/12高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:105.274
下値1:105.050(8/12安値、大台)
下値2:104.960(1/3Bloomberg安値、-2σ、ピボット1stサポート、大台)
下値3:104.632(18/3/23-26安値、ピボット2ndサポート)
下値4:104.430(200月移動平均線)
下値5:104.349(ピボットローブレイクアウト)

10:56 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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