ドル/円、改めて「109円の壁」に挑む
こうした中、ドル/円は改めて「109円の壁」を意識した相場展開となりそうだ。過剰に織り込んでいた追加利下げの思惑後退により、米長期金利が上昇しやすい地合いのためドルの上昇は持続する公算が大きい。そうなると「109円の壁」を突破するためのカギは、主要国の株価動向(を受けた円の動き)という事になるだろう。FOMCの利下げは、世界景気の減速を防ぐための予防的措置である事を踏まえれば、過度なリスクオフに陥る事はないのではないだろうか。米国株が反発するようなら、ドル/円が「109円の壁」を軽々と越える可能性もありそうだ。