短期的な調整をこなしながら14000円付近の値固めに
時価総額:4119億円
PER:20.97倍
PBR: 2.90倍
エアコンは世界トップクラスで、業務用では国内で圧倒的なシェアを有する。海外もM&Aを駆使して海外売上高比率は76%に達する。エアコンだけでなく冷凍・冷蔵機器やフッソ化学事業や油圧機器製品なども展開。BRICsをはじめ新興国でも存在感を示す。
業績面においては5/9に決算発表を行い、前期は7期連続最高益での着地でさらに配当も増額。売上高営業利益率も伸びており、事業環境は好調を継続。直近では現状の浮動株比率が3.1%にまで低下していることをふまえて、投資単位の引下げに関する考えを発表。流動性向上のために株式分割を行う可能性もありそうだ。
株価は5月の決算発表前後や6月初旬に調整色を強める場面がみられたが、全体が地合い難の中でも大崩れすることなく底堅い推移を見せている。さすがに足元では以前の高値水準であった14000円付近まで調整してきたが、このラインは底堅いとみる。外国人投資家の保有割合も高く、国内外の機関投資家からの注目を浴びている企業と言える。
11:10追記 東海東京証券、クレディスイスともに、同社の目標株価を引き上げている。本日は25日線がサポートラインとなるか注目。