あくまでも“仕切り直し”…!?

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最新投稿日時:2019/07/11 10:31 - 「あくまでも“仕切り直し”…!?」(武市佳史)

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あくまでも“仕切り直し”…!?

著者:武市佳史
投稿:2019/07/11 10:31

◆“大幅利下げ観測”復活 - パウエル議会証言

※ご注意:予想期間は7月12日と表示されていますが、本日(7月11日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


注目の大一番(パウエル議会証言)を、マーケットは“利下げ示唆”と捉えました。

 『企業投資は顕著に減速』
 『インフレ低迷も想定以上に長引く可能性』
 『経済成長を維持するため、必要に応じて行動する』

これを見て金利先物は「50bp利下げ」を“0.8%(昨朝)⇒30%(現在)”へと再度織り込んでおり、“大幅利下げ観測”も復活しています。
こうして米10年国債利回りは“2.11%⇒2.04%”へ急低下、ドル円は“109円手前⇒108.30円水準”へと反落しています。

◆ただ元に戻っただけ - 流れが変わっただけではない…?

確かに“米利下げ観測”は重荷ですが、その分だけ最も警戒すべき“リスク回避姿勢”は“株高(NYダウ上昇)”が抑制してくれる可能性が増します。
FOMCメンバー中“最もハト派”と見られるブラード・セントルイス連銀総裁も、改めて昨日『次回会合での50bp利下げは往き過ぎ』と述べています。
期待した“もう一段の巻き戻し”は押し潰されましたが、それでも想定した“シナリオ全てが崩れた”というわけではない…?

原稿が同じということを考えれば、本日上院で行われるパウエル議会証言で「新たな材料を探る」というのは期待薄でしょう。
それよりはクオールズFRB副議長講演/ウィリアムズNY連銀総裁講演にて「次回会合の利下げ幅/年内利下げの回数」を探り、米CPIにて「50bp利下げの正当性」を確認すると見るのが自然です。

現時点では「流れが変わったわけではない」、「あくまで仕切り直し」と考えれば、108円割れを探る現在の動きは「絶好の買い拾い局面」か…?

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:109.000(大台、7/10高値)
上値4:108.848(50日移動平均線し、ピボット1stレジスタンス)
上値3:108.722(週足・一目均衡表転換線)
上値2:108.646(7/10高値後の61.8%戻し)
上値1:108.558(+1σ、7/10高値後の50%戻し)
前営業日終値:108.463
下値1:108.347(7/10安値)
下値2:108.259(7/3~7/10の50%押し、7/8安値、日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値3:108.088(7/3~7/10の61.8%押し)
下値4:108.000(大台、20日移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値5:107.881(6/25~7/10の50%押し、日足・一目均衡表基準線)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

10:54 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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