ドル円に買い戻し 米商務省の暫定措置でリスク回避一服 2回目の国民投票期待でポンド乱高下=NY為替前半

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最新投稿日時:2019/05/22 02:43 - 「ドル円に買い戻し 米商務省の暫定措置でリスク回避一服 2回目の国民投票期待でポンド乱高下=NY為替前半」(みんかぶ(FX/為替))

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ドル円に買い戻し 米商務省の暫定措置でリスク回避一服 2回目の国民投票期待でポンド乱高下=NY為替前半

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/05/22 02:43
 きょうのNY為替市場でドル円は買い戻しが優勢となっている。NY時間に入って買いが続いており、110.50円付近に来ている100日線を回復しているほか、110.70円付近の21日線を試す動きが出ている。ドル自体は買いの動きは見られていないものの、円安の動きがドル円を押し上げているようだ。

 米中対立が激化する中、トランプ大統領が事実上のファーウェイ向けの制裁措置を発動しているが、それに対して米商務省が既存のネットワークやスマホの保守などに限って8月19日までの猶予を設定したことで懸念が緩和している。

 米株もIT・ハイテク株中心に買い戻しが入る中で、ドル円もリスク回避の動きが一服しているといったところのようだ。ただ、米商務省が発表した措置は新製品向けは対象になってはいない。あくまで暫定措置であり、基本的には制裁措置に変更はない。

 前日のドル円は109円台に一時下落していたが、下押しすることなく底堅く推移していたことから、きょうの市場の雰囲気を見てショート勢が買い戻しを入れているのかもしれない。

 きょうはポンドやユーロが急速に上昇する場面が見られている。メイ首相のEU離脱協定に関連した新たな法案の提出を発表した。同首相がこれまで頑なに拒否していた2回目の国民投票実施に関して議会採決にかけると発表。ただ、採決にかける条件として、自身の提示した法案を採決しすることを条件に2回目の国民投票の実施を議会採決にかけるとしている。メイ首相はこの法案がEU離脱に向けた最後のチャンスでこれを承認しなければ、離脱はできないとも語った。

 ポンドドルは1.26ドル台に下落してNY時間が始まったが、一時1.28ドル台まで上昇する場面が見られた。しかし、買いが一巡した後は1.27ドル台前半に戻している。英議会の行方はなお不透明で合意無き離脱のリスクは残る。

 ユーロドルもポンドに連れ高し、1.11ドル台後半まで上昇したが、1.1160ドル近辺に戻す展開。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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