今期黒字転換期待で上値観測、材料発表も追い風に
時価総額:32.48億円
PER:0.00倍
PBR:2.07倍
不動産仲介のアドバイザリーから投資事業に軸足を移しており、M&Aも駆使して業容を拡大させている。今年2月には連結子会社を通じて、首都圏を中心に投資用マンションを手掛けるニッテイライフ社との資本提携をはじめ、昨年12月にはサイバーセキュリティ事業を手掛けるジュピター・プロジェクト社との業務提携なども行っている。
業績面においては5/14に決算発表しており、前期が予想に反して赤字着地であった一方、今期計画で黒字転換を見込んでおり、前期で計上できなかった販売用不動産の利益が今期に持ち越された可能性が高いとみられる。さらに、子会社GFAキャピタルにおけるマイニングシステムの特損計上も一時的なものに過ぎないとみられ、今期は業績回復に期待が持てる。
株価は決算発表の前後で大きめの乱高下をみせる場面もあったが、およそ25日移動平均線をはさんで上下する展開となっている。テクニカルではボリンジャーバンド収縮で動意待ちの展開となる中、一度大型材料の発表があれば急騰する爆発力も秘めている。以前と比較してファンダメンタルの改善と、昨年子会社化したネクストセキュリティにおける「不動産テック」事業の進展も含め注目しておきたい銘柄と言える。