昨日のドル/円は110円台前半へと下落して3月28日以来の安値を更新。米中貿易摩擦を巡る懸念から世界的に株価が下落したため円に上昇圧力がかかった。NYダウ平均が一時600ドル超値下がりする中、ドル/円も110.10円台まで下落する場面があった。米中貿易問題については、明日9日からワシントンで閣僚級通商協議が行われる。中国側は、劉副首相が参加する事によって関税強化の回避を狙うとの報道もある。市場の関心は次第にこの協議の行方に移って行くと見られ、パニック的なリスク回避の動きも次第に緩みそうだ。そうした中、本日のドル/円は上値の重さは残りながらも、落ち着きどころを探る展開が見込まれる。なお、下値の重要ポイントは心理的節目の110.00円と3月25日安値の109.70円前後となる。
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