昨日のドル/円は112円台を維持できずに反落。一時は米国株安に連れて111.30円台まで下落する場面もあった。ただ、111.50円台の200日移動平均線をすかさず回復するなど底堅さも見られた。なお、昨日発表された米3月耐久財受注で、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財受注(非国防資本財/除航空機)が高い伸びとなった事から、本日発表される米1-3月期国内総生産(GDP)に上ブレ期待が浮上。米1-3月期GDP・速報値の市場予想は前期比年率+2.3%に引上げられ、前期の+2.2%から加速する見通しとなった。本日も、本邦の10連休中に円が急騰する「フラッシュ・クラッシュ」の再来懸念などで円が買われやすい地合いが予想される。一方、ドルもGDPの上ブレ期待で底堅い推移が見込まれる。それだけに、米1-3月期GDP・速報値の結果が本日のドル/円の方向性のカギを握る事になるだろう。
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