約1年4ヶ月ぶりの低水準でした
朝方は、先週末の欧米主要株市場が復活祭の祝日で休場だったことから、手掛かり材料に乏しいなか利益確定売りで小安く始まりましたが、その後は先物に断続的な買いが入って上昇転換すると円安ドル高も支援材料となって高値では+79円高の22280円まで上昇しました。
買い一巡後は、上海株が一時下落に転じたタイミングで先物に売りが出て安値では-101円安の22099円まで下落しましたが、すぐに再度上昇転換しました。
後場は、きょうも海外市場の一部が休場のため市場参加者が少なく、日経平均の午後の値幅は約57円にとどまって先週末の終値近くでのもみ合いとなりました。
売買代金は2017年12月29日の1兆5465億円以来およそ1年4ヶ月ぶりの低水準でした。
東証1部の売買代金は1兆6263億円、騰落銘柄数は値上がり976銘柄、値下がり1058銘柄、日経225採用銘柄では値上がり107銘柄、値下がり109銘柄でした。
日経ジャスダック平均は3日続落、東証マザーズ指数は反落しました。
日経平均のテクニカル指標は、高値圏を示唆するものが多い状態です。
きょうは10連休を前にして持ち高を調整する利益確定売りと、信用売りの買い戻しが低調な売買のなかやりあう結果となって小動きに終りました。
前場には先物の売買に上下に振らされる局面もありましたが、基本的には積極的に市場に参加する動きは見られませんでした。
まだテクニカル指標も高止まりしたままですし、これから決算発表が本格化するなか金曜日には米1-3月期GDPの発表も控えていますので、さらに上値は重くなりやすいと思います。
やはり25日線(今日現在:21707円)を目指すような下落には注意が必要だと思いますので、戻りがあれば段階的に利益確定売りを進めたいイメージです。