「111円台定着」を狙う局面…!?

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最新投稿日時:2019/04/01 10:58 - 「「111円台定着」を狙う局面…!?」(武市佳史)

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「111円台定着」を狙う局面…!?

著者:武市佳史
投稿:2019/04/01 10:58

◆「111円回復ならず」で年度末取引は終了

※ご注意:予想期間は4月2日と表示されていますが、本日(4月1日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


『米中通商協議は建設的』とのムニューシン財務長官発言は、“株高の連鎖”を持続させました。
また『どこかの時点で追加利上げが必要』とのクォールズFRB副議長発言も、米10年国債利回りを“2.43%台”へと押し上げました。
“リスク+金利”の両面から後押しが入った格好であり、ドル円は“110.95円水準”へと上値を伸ばしています。

一方『直ちに0.5%利下げを行うのが望ましい』とのクドロー米国家経済会議(NEC)委員長発言は重石になりました。
またまちまちの米経済指標(新築住宅販売&消費者態度指数は強め、/PCE関連&シカゴ購買部協会は弱め)”も、上値を押さえた印象があります。
こうして“一気の上値追い”というわけには行かず、“111円手前のドル売りオーダー”の存在もあって、「111円回復ならず」で年度末取引を終えています。

◆「上値の重さを露呈」の可能性は残っているが…?

「まだ巻き戻しの域は出ていない」と見られるだけに、「(111円超で)上値の重さを露呈」といった可能性は引き続き残ります。
つまり「揺れ動き、続く…」と見るのが本日も自然ということかもしれませんが、ただ「世界経済への懸念後退」という格好であるのは事実です。
このため“株高の連鎖”は継続する可能性が高く、新年度入りしたことによる“新たなポジション形成”も後押しすることが期待されるところです。

後者に関しては「月末に10連休」を控えていますので、例年ほど威力はないかもしれません。
それでも“上値を追う”力はなくとも、“下値を支える”可能性は十分…?
本日は数多くの経済指標が予定されていますので、“その結果に一喜一憂”という面は否めませんが、「大きくは下がらない(押し目買い)」を前提にして、引き続き組み立てたいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:111.694(3/21高値、+1σ)
上値4:111.455(200日移動平均線、週足・一目均衡表先行スパン上限、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:111.207(3/5~3/25の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:111.053(100/20日移動平均線、50週移動平均線)
上値1:110.955(3/21-22高値、3/29高値、日足・一目均衡表基準線、ピボット1sレジスタンス、大台)
前営業日終値:110.812(100/20週移動平均線、週足・一目均衡表転換線、20月移動平均線)
下値1:110.700(日足・一目均衡表転換線、月足・一目均衡表先行スパン上限)
下値2:110.532(3/29安値、50日移動平均線、-1σ、ピボット1stサポート)
下値3:110.304(日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット2ndサポート)
下値4:110.233(3/27安値、ピボットローブレイクアウト)
下値5:110.015(3/28安値、-2σ、大台、月足・一目均衡表基準線)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:18 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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