マーケットE Research Memo(1):「賢い消費者」向けにサービスを提供する「最適化商社」を目指す

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最新投稿日時:2019/03/26 16:01 - 「マーケットE Research Memo(1):「賢い消費者」向けにサービスを提供する「最適化商社」を目指す」(フィスコ)

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マーケットE Research Memo(1):「賢い消費者」向けにサービスを提供する「最適化商社」を目指す

配信元:フィスコ
投稿:2019/03/26 16:01
■要約

マーケットエンタープライズ<3135>はネット型リユース企業。全国に展開するリアルの買取拠点を通じてリユース品を仕入れ、販売はインターネットを活用したEC(eコマース)を通じて行っている。

1. 農機具リユースや通信事業が急成長により、大幅増収増益で着地
同社の2019年6月期第2四半期決算は、売上高3,832百万円(前年同期比31.5%増)、営業利益150百万円(同30倍)と大幅増収増益で着地した。主力の個人向けリユース事業が堅調に伸びたことに加え、新規事業の中の農機具リユースや通信事業が急成長したことで大幅増収となった。利益面では、増収効果による売上総利益の増益額が、買取拠点の増加や新規ビジネスの拡大などによる販管費の増加分を大きく上回り、前述の営業利益の大幅増益につながった。

2. 「賢い消費者」にサービスを提供する「最適化商社」を目指す
同社は自身の目指す企業像を「最適化商社」としている。これは消費者が、価値観の変化(リユース品への抵抗感の減少や換金ニーズの高まり等)や市場環境の変化(ネット型リユース市場やCtoCサービスの台頭やスマートフォンアプリの登場等)によって「賢い消費」をより強く志向するようになってきていることを踏まえ、そうした「賢い消費者」に対して最適なサービスを提供する存在になることを表している。同社は今第2四半期に、全国の不用品を売りたい個人とリユースショップをつなぐマッチングプラットフォーム「おいくら」の事業や、国内最大級のアウトレットモール情報メディア「OUTLET JAPAN」の事業買収を決定したが、これは「最適化商社」を目指す取り組みの中の重要なステップと言える。

3. 下期以降も良好な事業環境が継続し、増収増益基調が継続する見通し
第2四半期の順調な進捗を受けて、同社は2019年6月期通期見通しを上方修正した。新しい業績予想は、売上高8,065百万円(前期比27.3%増)、営業利益245百万円(同153.9%増)で、達成されれば13期連続増収と過去最高益の更新となる。第2四半期の良好な事業環境が下期も継続していることに加え、3月~5月にリユース事業の最大需要期を迎えることや、「おいくら」事業の収益貢献があることなどを考えると、修正予想をさらに上回る着地となる可能性は十分あると弊社ではみている。2020年6月期については、既存事業・新規事業の全般的な成長や「おいくら」事業のフル寄与もあり、増収増益基調が継続すると期待される。2017年に発行した新株予約権の行使条件である「連続する2期間の経常利益合計が5億円超」という条件をクリアする好機でもある。また、同社が経営目標として掲げている「設立20年を迎える2026年6月期までに経常利益10億円」が今後の目途となってくると弊社では考えている。

■Key Points
・増加している「賢い消費者」に向けたサービス提供により成長の加速を図る
・不用品買取のマッチングプラットフォーム「おいくら」事業を取得。加盟1,400店舗との協業によりグループ全体の年間買取依頼60万件の最適化(収益極大化)に挑む
・既存事業の利益成長、新規事業の拡大により増収増益基調が続く見通し

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川裕之)

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配信元: フィスコ

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