基本は「神経質な揉みあい」、ただし「戻り売りではなく、押し目買い」は変わらず…!?

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最新投稿日時:2019/03/14 11:04 - 「基本は「神経質な揉みあい」、ただし「戻り売りではなく、押し目買い」は変わらず…!?」(武市佳史)

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基本は「神経質な揉みあい」、ただし「戻り売りではなく、押し目買い」は変わらず…!?

著者:武市佳史
投稿:2019/03/14 11:04

◆昨日も「主役はポンド」 - ドルは脇に追いやられ…

※ご注意:予想期間は3月15日と表示されていますが、本日(3月14日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


昨日もまた「主役はポンド」でした。

“大方の予想通り”、注目の「合意なきBrexit案」は拒否(修正動議の関係で可決)されました。
しかも想定された「3月末離脱の拒否」に留まらず、「いかなる状況でも拒否」へと度合いを増したため、“大方の予想通り”であるにもかかわらず、ポンドは急伸しています。

一方「脇に追いやられたドル」の立場は、何ら変わっておりません。
NYタイム序盤にかけて買われても、“200日移動平均線(昨日は111.411円)”を越したところで押さえ込まれました。
一方でNYタイム終盤にかけて売られても、“20日移動平均線(同111.104円)”を割ったところでは支えられました。

◆本日も「力関係は変わりづらい」が…?

この「大台-20日移動平均線(111.000-145円) VS 200日移動平均線/日足・一目均衡表転換線(111.417-461円)」がテクニカル的なポイントであり、“割った(超えた)ところが分岐点”ということになります。
ただ本日も「英下院で採決(離脱延期案)」が行われますので、「力関係は変わりづらい」と見るのが自然ということになります。

ただし連日の記載になりますが、決して“株高⇒リスク選好”が崩れたわけではありません。
そして「上値の重さ」は目立つものの、“リスク回避姿勢”に傾斜しない限り、「下値の堅さ」が際立っているのも事実です。

“200日移動平均線”突破は骨が折れると見られますので、基本的には「神経質な揉みあい」と本日も想定しますが、引き続き「戻り売りではなく、押し目買い」で臨みたいところです。
「リスク回避姿勢」に傾斜しない限り…。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:111.918(3/6高値)
上値4:111.855(3/7高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:111.648(3/8高値、+1σ、3/5~3/8の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:111.465(3/12-13高値、200日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、3/5~3/8の50%戻し水準、ピボット1sレジスタンス)
上値1:111.322(100日移動平均線、20週移動平均線)
前営業日終値:111.166(20日移動平均線)
下値1:111.000(大台、3/13安値、ピボット1stサポート)
下値2:110.876(3/11安値、日足・一目均衡表基準線、50週移動平均線、20月移動平均線)
下値3:110.787(3/8安値、100週移動平均線、1/31~3/5の38.2%押し、ピボット2ndサポート)
下値4:110.661(2/28安値、-1σ)
下値5:110.574(月足・一目均衡表先行スパン上限)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:35 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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