“上値重い”が、“リスク回避”に傾斜したわけではない…!?

\ あなたにピッタリの銘柄がみつかる /

みんかぶプレミアムを無料体験!

プランをみる

最新投稿日時:2019/03/13 10:37 - 「“上値重い”が、“リスク回避”に傾斜したわけではない…!?」(武市佳史)

お知らせ

読み込みに失敗しました。

しばらくしてからもう一度お試しください。

重要なお知らせ すべて見る

“上値重い”が、“リスク回避”に傾斜したわけではない…!?

著者:武市佳史
投稿:2019/03/13 10:37

◆「ポンドが主役」の中、ドル円は抜け出せず…

※ご注意:予想期間は3月14日と表示されていますが、本日(3月13日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


壮絶な“往って来い(乱高下)”を演じたポンドを尻目に、ドル円は“落ち着いた動き(小動き)”に終始しました。
「株高⇒リスク選好⇒円売り」を背景にした東京⇒欧州タイムは上値を伸ばす展開でしたが、
“200日移動平均線(昨日は111.405円)”を越したところで押さえ込まれました。
一方「米CPI・コアが鈍化(+0.1%)⇒米10年債利回り低下」を背景にNYタイムは下値を探りましたが、“20日移動平均線(同111.095円)”では支えられました。
こうして“111円前半のレンジ(膠着)”を抜け出すことができないまま、東京タイムへと戻って来ています。

◆本日は「昨日以上に膠着」…?

「主役はポンド」といった状況ですので、「脇に追いやられたドル」としては“致し方ない”面があるかもしれません。
ただボーイング株下落からNYダウこそ反落したものの、ナスダック/S&P500が続伸したように、決して“株高⇒リスク選好”が崩れたわけではありません。
また乱高下(ポンド)こそしていますが、「Brexit協定案否決」で“リスク回避”に傾斜したわけでもありません。

「昨日より波乱要素が少ない(合意なきBrexit案は否決で決まり…?)」と見られるだけに、本日は「昨日以上に膠着」するかもしれません。
ただ「上値の重さ」が目立っていますが、「下値の堅さ」が際立っているのも事実です。
「神経質な揉みあい」を想定し、「波乱含みのポンド相場を睨みながら…」も変わりませんが、「リスク回避姿勢」に傾斜しない限り、引き続き「戻り売りではなく、押し目買い」で臨みたいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:111.918(3/6高値)
上値4:111.855(3/7高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:111.648(3/8高値、3/5~3/8の61.8%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:111.581(+1σ)
上値1:111.465(3/12高値、200日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、3/5~3/8の50%戻し水準、ピボット1sレジスタンス)
前営業日終値:111.332(100日移動平均線)
下値1:111.237(20週移動平均線)
下値2:111.107(3/12安値、20日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:111.000(大台)
下値4:110.876(3/11安値、日足・一目均衡表基準線、50週移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値5:110.787(3/8安値、100週移動平均線、20月移動平均線、1/31~3/5の38.2%押し、ピボットローブレイクアウト)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

10:54 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

みんかぶおすすめ