3月のディーリング銘柄として注目
ホンダは2月19日、2021年中に英国とトルコでの四輪車生産を終了すると発表。両工場で生産している主力車種「シビック」の次期モデルから、北米など他の地域での生産に切り替え、欧州地域での生産から撤退。
英国工場の年間生産能力はもともと25万台で、現在は10万台の生産ラインを休止しており、もう1つの15万台の生産ラインのみが稼働。また、トルコ工場の年間生産能力は5万台で、2018年の生産実績は約3万8000台。
固定費の削減や生産移管に伴う生産コストの低減を織り込みにいく形で、ホンダの株価は徐々に下値を切り上げる動きへ。
株価は2018年11月16日高値3,323円、2019年1月25日高値3,290円の近辺では戻り売りの圧力が強くなる可能性もあるため、3月は3,100円近辺で買い、数%の値幅で利益確定するなど、臨機応変な対応が良さそう。