決算に対する警戒感に反して株価上放れ期待は大きい
時価総額:41.9億円
PER:20.95倍
PBR: 0.73倍
電子機器の商社で工作機械や産業機械等も取り扱っており、中でも電子部品実装機や半導体実装機などの販売に強みを持っている。中国市場での販売が多く、米中貿易摩擦問題による影響懸念が調整局面を長引かせたと言える。
本日引け後に2018年12月期の決算発表を控える中、株価は戻り高値を意識しながら材料待ちと言える。10-12月期は実際の経済指標悪化も含めて米中摩擦懸念が色濃くなったとみられる時期だが、同社の前期業績に与える影響は軽微であったと考えられる。注目は今期の見通しのところで、前期同様の水準あたりで予想値が出てくるようであればアク抜け感からの株価上放れ期待は大きい。
足元の値動きは350円をはさんだ小動きでもみ合いと言える。前回11月の決算発表時には株価上放れの反応がみられているように、中長期の下落トレンドはほぼ最終局面を迎えているとみられ、材料によっては急騰性をはらんだ底値反発ができるタイミングにある。テクニカル面でも週足RCIが底打ちを示唆しており、動意の際には11月の水準までの戻り期待は持ってもよさそうだ。
11:25追記 引け後の決算を前にして、出来高を伴い急上昇。12月の窓埋めもほぼ完了。本日の決算次第だが、いつ上放れしてもおかしくないチャート形状に。