対欧州通貨主導でドル買い圧力、株高で円売りも交錯=ロンドン為替概況

最新投稿日時:2019/02/12 21:30 - 「対欧州通貨主導でドル買い圧力、株高で円売りも交錯=ロンドン為替概況」(minkabuPRESS)

対欧州通貨主導でドル買い圧力、株高で円売りも交錯=ロンドン為替概況

投稿:2019/02/12 21:30

対欧州通貨主導でドル買い圧力、株高で円売りも交錯=ロンドン為替概況

 12日のロンドン市場は、ドル買いが継続している。ユーロやポンドなど対欧州通貨でのドル買いが先行した。この日は目立った英欧経済指標の発表はなかったが、これまで通り欧州景気鈍化への警戒感や英EU離脱に関する不透明感が両通貨の上値を圧迫している。序盤にユーロドル1.12台後半、ポンドドル1.28台前半で前日安値を下回る場面があった。ドル円は東京高値110.65レベルには届かず、110円台半ばと高値圏での揉み合い。欧州株が続伸、原油先物の上昇などで豪ドルやカナダドルは底堅く推移。対ドルでも両通貨は堅調な足取りを示した。米予算案に関する合意の動きや、米中貿易協議の進展期待などが株式市場に広がっているもよう。

 ドル円は110円台半ばでの取引。東京市場で110.65レベルまで一段と高値を伸ばした。ロンドン市場では売買が交錯しているが110.50割れではサポートされており、高値付近での揉み合いとなっている。欧州株が続伸、NY原油先物が53ドル台乗せなどリスク動向は良好。豪ドルやカナダドルが堅調に推移していることが、ドル円の下支えとなる面もあったようだ。

 ユーロドルは1.12台後半での取引。東京市場では1.12台後半でじり高となったが、ロンドン勢は売りから参入。一時1.1258レベルと前日安値を下回った。その後は買い戻されているが、1.12台後半での値動きに限定。ドル高圧力は継続している。ユーロ円は序盤に124.89レベルに高値を伸ばしたが、その後は124.50台まで反落。その後はレンジ内での推移となっている。方向性はハッキリしない。次期ECBチーフエコノミストと目されているレーン・アイルランド中銀総裁は、リスクバランスは下方向にシフト、ユーロ圏経済は引き続きかなり強い、個別データに過度の反応するべきではない、などとした。また、3月に新たな包括的予測が示される、その時点で次の方向性を決めることが可能に、と述べた。次回のECB理事会は3月7日に実施され、スタッフ経済予測が発表される予定。

 ポンドドルは1.28台半ばでの取引。序盤に1.2885レベルまで買われたあとは、売りに押されている。一時1.2833レベルまで安値を広げた。その後は売り一服も戻りは鈍い。ポンド円は序盤に142.51レベルの高値をつけたが、その後は142円割れまで反落。上値が重い。対ユーロでもポンドは軟調。メイ英首相は閣僚らに対して、EUとの交渉にはより時間がかかる、バックストップに法的拘束力を持たせるようEUに要求すると述べた。ただ、EU側は再交渉を拒否し続けている。なかなか決まらないEU離脱の仕方に、市場はいら立っているようだ。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

このニュースはみんかぶFXから転載しています。

配信元: minkabuPRESS
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