「日柄経過」を待つ局面…!?

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最新投稿日時:2019/02/07 10:51 - 「「日柄経過」を待つ局面…!?」(武市佳史)

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「日柄経過」を待つ局面…!?

著者:武市佳史
投稿:2019/02/07 10:51

◆一時押し下げられるも、反発

※ご注意:予想期間は2月8日と表示されていますが、本日(2月7日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


前日の「豪RBA政策金利(想定ほどハト派ではない)」から一転、昨日のロウRBA総裁発言は「ハト派寄り」となりました。
この影響から“豪ドル売り⇒円買い”が目立ち、一方で期待された米一般教書演説は“新味に欠ける⇒材料視されず”となりました。
ドル円には下落圧力がかかり、独製造業受注悪化から派生した“ユーロ売り⇒円買い” も加わった欧州タイム序盤には、ドル円は“109.559円”まで押し下げられました。

ところが、そこからが堅かった…。
“109.50-30円のドル買いオーダー”が意識されると“下げ渋り⇒反発”が顕著となり、「米貿易赤字縮小(-557億ドル⇒-493億ドル)」も“後押し”しました。
「米10年国債入札不調(利回りは一時2.70%台へ上昇)」「NZ失業率悪化⇒NZドル売り⇒ドル買い」も加わるとさらに拍車がかかり、オセアニアタイム序盤には“110円回復”を演じています。

◆“下値の堅さ”は目立ったが…

こうして“下値の堅さ”は目立ったものの、“上値の重さ”が払拭されたわけではありません。
このため本日は「ここから上値を伸ばせるか?」がポイントと見られますが、「流動性が乏しい」は何ら変わっておりません(本日からシンガポール勢が回帰しますので、昨日よりは幾分ましでしょうが…)。
このため「些細な要因で揺れ動く」という可能性は相変わらないものの、「方向感が定まるか」といえば…?

◆ただし、テクニカル的には“買いシグナル点灯”…!?

日足・一目均衡表では「三役好転」が示現した格好ですので、テクニカル的には“買いシグナル点灯”ということになります。
しかしながら「先行スパンの雲が崖」と化している格好ですので、「雲に沿った推移になりやすい」と見るのが自然です。
つまり今回の場合だと「押し戻されやすい」、しかし「(雲に当たる水準では)支えられやすい」と見るのが自然ということになります。

パウエルFRB議長を始めに、本日はFRBメンバーの講演が数多く予定されています。
このため「豪RBAの再現(声明と差異⇒大きな動意)」を期待する声もあるでしょうが、それを除けば材料不足…。
「戻り売りではなく、押し目買い」も、「(ここからの上値追いは)おいそれとはいかない」を継続しながら、「日柄経過」を待ちたいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:110.697(20月移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:110.574(月足・一目均衡表先行スパン上限、50日移動平均線)
上値3:110.370(50週移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:110.158(2/4高値、ピボット1sレジスタンス)
上値1:110.084(週足・一目均衡表先行スパン上限、2/5-6高値、大台)
前営業日終値:109.973
下値1:109.818(週足・一目均衡表基準線)
下値2:109.646(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット1stサポート)
下値3:109.559(2/6安値、1/31~2/4の38.2%押し)
下値4:109.432(2/4安値、週足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値5:109.328(1/31~2/4の50%押し、20日移動平均線、日足・一目均衡表転換線)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:45 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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