オーハシテクニカが急反発、１９年３月期最終利益及び配当予想の上方修正と自社株買いを好感

　オーハシテクニカ<7628.T>が急反発している。５日の取引終了後、１９年３月期の連結業績予想について、純利益を２７億円から２８億５０００万円（前期比７．０％減）へ上方修正し、あわせて期末配当を従来予想の２３円から２５円へ引き上げたことが好感されている。

　売上高は４００億円（同２．６％増）、営業利益は４２億５０００万円（同０．７％増）の従来見通しを据え置いたものの、米国の税制改正を含めて法人税等の額を再試算した結果という。また、期末配当の増額により年間配当は４８円（従来予想４６円）となり、前期実績に対しては６円の増配になる予定だ。

　なお、第３四半期累計（１８年４～１２月）決算は、売上高２９７億１８００万円（前年同期比２．３％増）、営業利益３１億８０００万円（同１．１％増）、純利益２３億８３００万円（同７．４％増）だった。

　同時に１２万株（発行済み株数の０．８１％）、または１億８０００万円を上限とする自社株買いを発表しており、これも好材料視されている。取得期間は２月７日から３月２２日までで、株主還元の充実及び資本効率の向上を図るのを目的としている。

出所：minkabuPRESS