大幅反発とはなりましたが
朝方は、米国株の大幅上昇を受けて高く始まると、早い段階で+312円高の20869円まで上昇しましたが、買い一巡後は戻り売りで上値が重くなりました。
米国株時間外取引の上昇や上海株が4日ぶりに反発したことが支えとなった一方、ドル円が円高に振れたことが重しとなりました。
米連邦準備理事会(FRB)が追加利上げや保有資産の圧縮について、市場の想定よりも慎重な姿勢を示したことが好感されて米国株が大幅に上昇したため先物を中心に買い戻しが入り、鉱業や非鉄金属など資源関連株のほか、電気機器や機械といった景気敏感株も堅調に推移しました。
東証1部の売買代金は2兆5574億円、騰落銘柄数は値上がり1563銘柄、値下がり493銘柄、日経225採用銘柄では値上がり185銘柄、値下がり35銘柄でした。
日経ジャスダック平均は3日ぶりに反発、東証マザーズ指数は反発しました。
日経平均のテクニカル指標は、総じて中立圏です。
きょうの売買代金はSQを除くと8日の2兆6752億円以来の高水準となりましたが、日経平均は直近の高値である21日の20892円まで届かない20869円で上値が止まり、始値よりも終値が安い陰線で終わっていますので、高寄り後はあまり強いイメージにはなりませんでした。
FOMCの結果は好感されましたが、すでに市場の注目は米中貿易交渉や英国のEU離脱、18年4-12月期決算の行方に移っており、買い戻し中心での上昇だったと思います。
基本的にはまだ戻りがあれば利益確定売りを進めるのが無難だと思っていますし、大きく流れが変わった印象はありません。