いよいよ「尻に火が付き始めた」…?

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最新投稿日時:2019/01/18 10:56 - 「いよいよ「尻に火が付き始めた」…?」(武市佳史)

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いよいよ「尻に火が付き始めた」…?

著者:武市佳史
投稿:2019/01/18 10:56

◆一時下値拡大も、反発⇒続伸

※ご注意:予想期間は1月19日と表示されていますが、本日(1月18日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


いよいよ「尻に火が付き始めた」か…?

「トランプ大統領は自動車追加関税に前向き」との米上院議員発言、「企業秘密の窃盗疑いでファーウェイを刑事捜査」との一部報道等を背景にして、ドル円も昨日は“利益確定売り”が目立ちました。
東京タイム序盤に“109円ライン”を割り込むと、NYタイム中盤には“108.685円”まで下値を拡大しています。

もっとも「強い米経済指標」「米中貿易摩擦緩和への期待感」を背景に、その後は反発に転じました。
NYダウは続伸、一時2.70%を割り込んでいた米10年債利回りも2.76%手前へと急反発したことで、ドル円は“109.395円”まで続伸しています。

◆本日も「上値は押さえられやすい」と見るのが自然だが…?

昨日記したように、筆者は“日足・一目均衡表基準線(本日は109.397円)”を上値メドと見ています。
これに「本日は週末」という要素を絡めれば、本日も「上値は押さえられやすい」と見るのが自然ということになります。

しかしもう一つの上値メドと見た“20日移動平均線(同109.295円)”は、すでに超えてきた格好になります。
そして「1/3安値をどの水準に設定するか?」で見方は変わるものの、世間一般でいわれる“104.10円水準”だと仮定すれば“10/4~1/3の50%戻し(108.30円水準)”をも超えてきた格好でもあります。
(筆者は“Reuters/Bloombergの安値(104.90円水準)”を1/3安値としていますので、まだ超えたと思っているわけではありませんが…)

◆それでもリスク回避姿勢(警戒感)は後退中…

「米利上げ休止観測」が払拭されたわけではなく、「米政府機関の一部閉鎖」も長引いていることを考えれば、“このまま上値を追う”が想定しづらいのも事実です。
それでも「リスク回避姿勢(警戒感)が後退」している中、冒頭で記した「(下方向を志向する向きの)尻に火が付き始めた」という可能性も存在しています。
「戻り売りではなく、押し目買い」を基本に、本日も臨みたいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:110.000(大台)
上値4:109.770(週足・一目均衡表先行スパン上限/基準線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:109.683(週足・一目均衡表先行スパン下限、※10/4~1/3の50%戻し)
上値2:109.561(週足・一目均衡表転換線、ピボット1sレジスタンス)
上値1:109.395(1/17高値、日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:109.236(20日移動平均線)
下値1:109.000(大台、1/17安値後の61.8%押し)
下値2:108.853(1/17安値後の76.4%押し)
下値3:108.775(1/10~1/17の38.2%押し、ピボット1stサポート)
下値4:108.685(1/17安値)
下値5:108.583(1/10~1/17の50%押し、日足・一目均衡表転換線)

注:1/3安値を“Reuters/Bloomberg安値(104.90円水準)”として設定・計算


※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:22 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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