乱高下を経て、巻き戻される可能性…!?

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最新投稿日時:2018/12/19 10:38 - 「乱高下を経て、巻き戻される可能性…!?」(武市佳史)

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乱高下を経て、巻き戻される可能性…!?

著者:武市佳史
投稿:2018/12/19 10:38

◆さらに“深堀り” - ただ終値ベースでは維持

※ご注意:予想期間は12月20日と表示されていますが、本日(12月19日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


主要なテクニカルラインを押し退けて、昨日もさらに“深堀り”しました。
“100日移動平均線(昨日は112.397円)”を割り込んだ際には再び“ヒヤッと”しましたが、その後は買い戻しが入ったことで終値ベースでは“112円半ば”を維持しました。

◆“イメージは下方向一辺倒”が席巻しているが…?

“イメージは下方向一辺倒”が席巻している格好ですが、昨日も記したように「FOMC&パウエルFRB議長記者会見までは神経質」が基本です。
“一方向への動き”は手控えられやすく、仮に加速したとても“長続きしない”と考えるのが自然です。

そのFOMC&パウエルFRB議長記者会見ですが、「ハト派寄りの米利上げ(利上げはするが、将来の利上げ休止を示唆)」との見方が台頭しています。
結果は見るまでわかりませんが、仮にそうなれば“ファーストアクションはドル売り”でしょうが、“株高⇒リスク選好⇒円売り”が支える可能性があります。
一方で逆(想定ほどハト派にならない)の場合には“株安⇒リスク回避⇒円買い”が継続しやすい反面、直近の動意を考えれば“米金利先高観復活⇒ドル買い戻しが上回る”という可能性が残ります。

いずれにしても本日は“不安定な値動き”となりやすく、それでいて“新たなポジション形成は手控えられる”と見られます。
そして“イメージは下方向一辺倒”が席巻している中、前記したように“終値ベース”ではテクニカル的なサポートに支えられました。

“楽観は禁物”ではありますが、“乱高下を経て、巻き戻される可能性”を鑑みて(期待して)、発表の時に備えたいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:113.403(50月移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:113.159(12/13~12/18の61.8%戻し、20日移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:113.086(日足・一目均衡表先行スパン上限/基準線)
上値2:112.991(50日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、12/13~12/18の50%戻し、ピボット1sレジスタンス、大台)
上値1:112.853(12/18高値、200週移動平均線、週足・一目均衡表転換線、12/13~12/18の38.2%戻し)
前営業日終値:112.488(日足・一目均衡表先行スパン下限、100日移動平均線、20週移動平均線)
下値1:112.235(12/6安値、12/10安値、12/18安値、ピボット1stサポート)
下値2:111.957(週足・一目均衡表基準線、大台、ピボット2ndサポート)
下値3:111.776(10/29安値)
下値4:111.601(ピボットローブレイクアウト)
下値5:111.378(10/26安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:02 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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