明日にかけて材料満載
方向感模索
【目先の注目材料】
・主要国株価、米長期金利
・12/6 米11月ADP全国雇用者数、米11月ISM非製造業景況指数、米10月貿易収支
・12/7 パウエルFRB議長講演、米11月雇用統計
【本文】
本日のドル/円は、中国通信大手・ファーウェイ幹部が米国の対イラン制裁違反で逮捕されたとの報道を受けて一時112.50円台まで反落。しかし、112円台半ばのサポートを確認すると113円台を回復するなど、まさに「往って来い」の商状で方向感が定まらなかった。
欧米市場では、ブッシュ(父)元米大統領の国葬にともなう休場明けで取引が再開する米株式・債券市場の動きがまずは警戒されるところだろう。また本日は、国葬のため発表が延期されていた米11月ADP全国雇用者数や米11月ISM非製造業景況指数なども含めて数多くの米経済指標が発表される。米景気の先行きに減速懸念が出始めただけに、これらの結果にも要注意だろう。他方、明朝のパウエルFRB議長の講演にも注目しておきたい。住宅業界関連の会議でのあいさつとあって金融政策に関する踏み込んだ発言を行う場所ではなさそうに思える。ただ、5日に予定されていたパウエル議長の議会証言が、やはり国葬のため延期されただけに、気になるところではある。そして、明日夜には米11月雇用統計も発表される。これらのイベントがドル/円にどのような方向感をもたらすのか、週末までの動きに注目しておきたい。