米債逆イールドでリスク回避のドル買い不発
なお、米2年債利回りが5年債利回りを上回る「逆イールド」となり、2年債と10年債の利回り格差も約10年ぶりの水準に縮小。これが米経済成長鈍化のシグナルと受け止められた事もあって、他通貨に対する「リスク回避のドル買い」もドル/円を支えきれなかった。
本日は、米国株式・米国債市場がブッシュ(父)元大統領の死去に伴い休場となる(昨日の米株や米長期金利の大幅変動は、本日の臨時休場の影響もあったと思われる)。その意味では、本日のドル/円は最大の手がかりを失う事になる。日足一目均衡表の雲(112.16-112.67円前後)がサポートになる一方、一目均衡表の基準線(113.26円前後)がレジスタンスとなりそうで、動きづらい展開が見込まれる。