<動意株・28日>(大引け)=メイコー、理経、イマジニアなど

理経<8226.T>=反発。同社はこの日、人工知能(AI)を用いた「踏切映像伝送システム」の実証実験に協力したと発表しており、これが好材料視されている。同社の映像解析ソリューションカンパニーであるフューチャースタンダードと共同で、東急テクノシステム(川崎市中原区)が、11月24日から東急池上線雪が谷大塚1号踏切で行っている踏切の安全性向上を目的としたAIを用いた「踏切映像伝送システム」の実証実験に協力。ソリューションベンダーとして、踏切監視カメラと映像伝送技術などを提供したという。
イマジニア<4644.T>=大幅反発。同社はスマートフォンゲームを収益の柱としているが、同社の配信する「すみっコぐらし」は9月下旬に250万ダウンロードを突破するなど絶好調で、株価も再動意の兆しをみせている。今週末に米国ではブラックフライデーを迎えることもあって、ゲーム関連株は年末商戦を意識して株価も動意しやすいタイミングにある。なお、同社は、ニンテンドースイッチ向けソフト「Fit Boxing(国内向け)」を12月20日に発売予定にある。
大日本住友製薬<4506.T>=後場に入ってストップ高。同社は27日取引終了後に、自社保有する非定型抗精神病薬「LATUDA」の後発品申請に対する特許侵害訴訟で、米国食品医薬品局(FDA)に後発品申請していた全16社と和解したと発表。収益力の低下懸念が後退するかたちとなっているようだ。同社は18年2月に、後発品申請を行った後発品メーカー16社に対し、米ニュージャージー州連邦地方裁判所に特許侵害訴訟を提起。その後、被告各社との間で個別の協議を進めてきた。今回の和解成立で、各後発品メーカーによる「LATUDA」の後発品発売は23年2月21日以降になり、それまで同社は後発品メーカーの影響を受けずに販売を続けることができる。なお、和解条件は非公表だとしている。
ALBERT<3906.T>=急騰し上場来高値を更新。ここ同社株をはじめ人工知能(AI)関連株が再び物色人気化の兆しをみせている。そのなか、同社はビッグデータ分析サービスなどを展開するが、ディープラーニングなどAI分野で強みを有し、データ解析からAIアルゴリズムの開発・実装まで一気通貫に手掛ける。その実力は大手企業からも注目され、トヨタ自動車<7203.T>や東京海上ホールディングス<8766.T>傘下の東京海上日動火災保険と提携関係にあり、業容拡大への期待が大きい。また、圧倒的な人材不足が顕在化しているデータサイエンティスト育成・派遣事業にも注力していることから、マーケットの関心は高い。18年12月期はデータサイエンティストの採用が進み需要を取り込む体制が整ったことで、収益回復が急。会社側計画の営業損益1億5000万円の黒字は上振れ含みとなっている。
オンキヨー<6628.T>=大幅高。同社は27日取引終了後に、大阪府寝屋川市に保有する土地および建物を売却すると発表。これによる業績への寄与などが期待されているようだ。売却理由は、経営資源の有効活用と財務体質の改善・強化を図るため。物件の引き渡しは12月19日を予定し、譲渡先および譲渡価格は非公表としている。なお、譲渡に伴う特別利益については現在精査中で、確定次第速やかに公表するとしている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:minkabuPRESS
関連銘柄
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