底打ちまでは逆張り戦略で
株価は大幅に下落しましたが、想定レンジ程度で取引を終えました。
米国の株式市場は、ニューヨークダウとナスダックともにリバウンド上昇し、逆張り戦略の一週間でした。
ドル円相場はドル売りが落ち着いた一週間でした。
気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。
株価チャートを分析する限りでは、足元は下落トレンドが継続していますが、2万2,500円を割り込んだところで買いが入り、リバウンド狙いの逆張り戦略が機能しています。高値を更新して目先の天井を打ったことで、体感地合いとしては大幅な調整を強いられているように感じられますが、数値としてみればいまだ10%も調整していない状況です。
目標上値は2万3,350円、下値は2万2,200円、それぞれプラスマイナス200円とします。
短期的には下落トレンドですが、中長期的に見ればトレンドが変化したわけではありません。底打ちを確認できるまでは、安くなったタイミングを狙う逆張り戦略で回転させる戦略がよいでしょう。リバウンド狙いが難しい場合には波動の押し目を狙う売買戦略でよいでしょう。
個別銘柄の決算発表を分析する限りでは、業績の良し悪しに差が出てくる状況になってきています。地合いが悪化すればするほど好業績銘柄やテーマ物色の銘柄に買いが集まる状況になり、物色から外れれば株価が動かずにイライラする状況を強いられることでしょう。
無駄に売買を重ねても右往左往するだけで、疲弊するだけです。自分の売買戦略を変化させるか、それとも貫くか、マーケットの落ち着きを待つ間に考えておいてもいいかもしれません。