オエノンHD、上期は増収増益 業界が低迷するなか四半期純利益は過去最高に

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最新投稿日時:2018/08/27 07:00 - 「オエノンHD、上期は増収増益 業界が低迷するなか四半期純利益は過去最高に」(ログミーファイナンス)

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オエノンHD、上期は増収増益 業界が低迷するなか四半期純利益は過去最高に

投稿:2018/08/27 07:00

2018年12月期第2四半期決算説明会

西永裕司氏(以下、西永):本日はお忙しい中お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。第2四半期の決算が終わりましたので、その内容についてご説明させていただきます。

今日(2018年8月24日)は1~6月の連結決算の概要でございます。

経済情勢は、言わずもがな、貿易摩擦などで非常に不透明感が漂っています。お酒の業界もなんらかのかたちで、これから影響を受けるのではなかろうかと見ております。

その中で、価格志向、節約志向(という傾向があり)、お客さまの財布の紐が固いという状況がずっと続いています。その傾向は、より強くなっている印象です。

「家飲み」需要と言いますか、外で飲まない(傾向が強くなっています)。外で飲むとしても「せんべろ」ないし「立ち飲み」でさらっとという印象で、しっかり飲むのは家で、といった状況であり、料飲市場は非常に厳しい状況にあります。

このように、お酒が少し右肩下がりの中で、唯一盛り上がっているのはRTD、つまりチューハイ類です。その中でも、いわゆるドライ系……度数が9パーセントのものが人気です。

ドライ系というのは料理に合います。料理の味の邪魔をしない辛口というのが、1つのキーワードになっています。またチューハイだけではなく、昨今は清酒やワインについても、ドライ系が出てきております。

平成30年度 決算概要

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では決算の内容でございます。

売上高は383億9,000万円ということで、7億円の増収でした。業界そのものが非常に厳しい中、当社はなんとか前年を上回ることができました。

その理由の1つは焼酎類(が好調だったこと)です。中でも「博多の華」という本格焼酎と、「すごむぎ」という、焼酎と甲類焼酎をブレンドした混和焼酎……こういったものが伸びたと言いますか、ほかの銘柄が低迷している状況です。一人勝ちとは言わないまでも、ポジショニングが高まったと言ってもよいと思います。

またご多分に漏れず、チューハイも伸長しました。当社ではPBのチューハイが主流ですが、そちらの数字が伸びました。

さらに、酵素のラクターゼの輸出も伸びました。国内のラクターゼも好調ですが、それらが前年を上回ったということで、増収でございます。利益については、営業利益、経常利益とも増益。

また販管費、その中でも人件費が増えております。そして運送費(も増えました)。運送費の単価もさることながら、売上が好調のため、物量そのものが多くなったこともあり、運送費も増加しています。

しかしながら、そういったものを凌駕して、利益はしっかり確保したということでございます。ちなみに、四半期の純利益につきましては、微増ながらも過去最高益(となりました)。中間期においては最高の数値でございます。

平成30年度 営業利益の増減要因①

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内訳をご説明いたしますが、なんといってもお酒の事業です。これまで、当社は酵素医薬品の利益率が高いということで、そちらに助けてもらっている傾向がありました。しかし今年(2018年)は、焼酎やチューハイが好調であるということで、酒類事業の利益が改善しました。

一方で、堅調な酵素医薬品は、昨年(2017年)から今も続いていますが、ラクターゼの生産がとても大きくなっています。

よって、生産設備の拡充やユーティリティ設備も充実させています。もう1つ、生産支援という新たなビジネスを拡充していますが、それらにもかなりの設備投資を行っています。

その結果、この酵素医薬品工場の減価償却費が大きく膨らみ、前年を下回りました。

当社では、定率法を採用していますので、初年度、次年度は償却費が大きくかかってきます。ですから来年度以降は少々ならされてくるのかなと思います。

また加工用澱粉は、アメリカからコーンを輸入してきて、それを砕いたものをビールまたはお菓子の原料として提供しています。利益が落ちていますが、その理由は、販売先によって販売単価が異なるからです。

今年好調だったのは、ビールです。発泡酒などのビール類向けの販売が好調でした。一方、製菓用としても販売しています。こちらは販売が減少しました。

言わずもがなですが、単価は製菓用のほうが高く、ビール用は低いという実態がございます。このような商品構成差の中、利益は減少してしまったということでございます。

平成30年度 営業利益の増減要因②

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お酒の事業をさらに紐解きますと、売上高は増加して、製造経費は減少。しかしながら、冒頭で申し上げたように運送費等が増えたということで、その部分はマイナスです。結果として、トータルで1億4,000万円の利益改善ということです。

平成30年度 (酒類事業)原材料コストの内訳

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原材料コストです。

まずは焼酎の源、チューハイの源でもある粗留アルコール。こちらは、ブラジルから粗留アルコールを輸入しまして、それを蒸留して水で割ったのが甲類焼酎になります。

その粗留アルコール自体の価格が安くなってきていることもあり、プラス要因となります。一方、対角線上にあるのがエネルギーコストです。

これもご案内の通り、原油価格が高騰しています。当社のエネルギーの源は重油です。C重油ですから、原油価格が上がりますと、C重油も上がるということで、コスト増となり、結果的にマイナスになりました。

そして、お米です。これは国の政策もあり、農家さんも一生懸命飼料米を作ることになって、結果的に当社が使うようなお米はあまり作らなくなったということで、米のコストも上がりました。

ただし、足元はまた変わってきまして、今お米自体は安くなってきています。

ですから、1~6月では4,000万円程度のマイナスですが、通期では多分プラスに転じるのではないかと思います。(おそらく)1~6月と差し引きプラスマイナス0になるでしょう。

平成30年度 為替影響額

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為替です。

当社の予算の為替レートは、ドル円で115円、ユーロ円で125円で組んでいますが、去年(2017年)と比較するとプラス要因です。輸出はいわゆる円安ユーロ高です。輸出している酵素が大幅にここを占めるわけですが、(酵素・酒類の)輸出で約7,000万円です。コーンは輸入ですから、円高ドル安で4,000万円です。合計、1億1,000万円となります。また、円安ユーロ高ですから、仕入価格が高くなるということで輸入のマイナス要因で1,000万円です。すべて合わせると、1億円のプラスでございます。

平成30年度 酒類事業の概況

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お酒の事業でございます。

焼酎・チューハイと、去年(2017年)の同時期は赤字でした。当社の構成的な部分を考えますと、秋から冬が一番の主戦場です。よって、1~6月はどうしても収益が上がらない傾向があります。しかし今年度(2018年度)はそういった要素を凌駕しまして、利益を確保できました。それを牽引したのが本格焼酎、そしてチューハイでございます。

平成30年度 焼酎の売上高①

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焼酎の売上です。

甲類焼酎は(アルコール度数)35度。これは梅の漬込用の焼酎です。例年、この35度(の売上)が上がったり下がったりします。

去年(2017年)は梅が不作だったことで、売上がかなり下がりましたが、今年(2018年)はこの異常気象の中、梅はできが良かったです。しかし、一般のご家庭では、ライフスタイルの変化もあって、梅を漬け込む習慣が減ってきました。

去年があまりにも不作で、35度(の焼酎)の売上は落ちました。その裏返しということもあり、(今年の)数字は増えています。

そして、「博多の華」「すごむぎ」です。「すごいも」もそうなのですが、いわゆる「すごシリーズ」が堅調に推移しています。

平成30年度 チューハイの売上高

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チューハイです。PB商品が主なものではありますが、NB商品には「直球勝負」というものがありまして、とくにストロング系がグッと数字を伸ばしています。

平成30年度 加工用澱粉事業の概況

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加工用澱粉です。売上は微増ではあったのですが、構成差でマイナスとなります。

平成30年度 酵素医薬品事業の概況

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酵素医薬品です。

輸出の酵素は相変わらず好調でしたが、今年は国内の酵素、ラクターゼが好調でした。これまで一部の乳製品、ヨーグルトにしか使われていなかったのですが、メーカーさんから新商品にラクターゼを使ってみようという流れがありました。

1つは、カロリーを気にされる方……健康志向の流れが非常に強いです。ですから、砂糖を使わずラクターゼを使う。これで甘みが引き出されるということで、いろいろな商品にラクターゼを使う傾向が、非常に高まっています。来年度(2019年度)、新商品を予定しているメーカーがあり、ぜひラクターゼを使いたいという話もございます。

平成30年度 重要な経営指標の推移

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主な経営指標です。この中で一番のポイントはD/Eレシオで、0.27倍です。これは見方がございまして、もっと積極的に設備投資等を……といった意見もあるのですが、有利子負債もかなり抑えていますので、健全な財務を担保することが経営的には非常に重要だと思っています。

平成30年度 株価の推移

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また株はアップダウンが激しい部分がございます。ただし、前年(2017年)同時期から比べるとかなり高水準です。これはアンコントローラブルの部分もありますが、注目していただけているのかなといった手応えを、少しずつ感じているところでございます。

乙類焼酎の取組み

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今年度(2018年度)の主な取り組みです。

好調な「博多の華」がメインで、麦焼酎で第2位です。1位は言わずもがな、三和酒類の「いいちこ」。まだまだその背中は見えるところではありませんが、近い将来、三和の背中に近づき、追い越すのが「博多の華」の大きな目標であります。

「博多の華」は数字が上がっています。ですから、何年か先には、そうしたことも現実になるかもしれないというところでございます。

甲乙混和焼酎の取組み①

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そして急激な伸びを示しているのが「すごむぎ」です。なぜここまで増えたのかについて、これは1つからくりがあります。昨年(2017年)6月に改正酒税法が施行されました。改正酒税法は、マスコミでは安売り規制などと言います。

ただし、それは正確ではないとも思います。いわゆる「総販売原価割れ」はNGということで、原価割れして販売すると免許を取り上げますよということです。ですから端的に言いますと、原価を割らなければ問題ないというお話です。

これまで「すごむぎ」のライバルは、みんなビール会社でした。ビール会社は、あれだけの規模を保っていますから、販管費率は非常に高いわけです。つまり結果的に、値を上げないといけないということです。

当社の場合、「すごむぎ」は甲類の比率が圧倒的に多いです。甲類の比率が多いというのは、いわゆるアルコールをどれだけ安く作れるかが勝負です。当社は苫小牧、そして清水に工場がございます。そこで蒸留されるアルコールは、日本一安く作れると自負しています。ですから結果的に、日本一安く混和焼酎が作れるということです。

乙の部分については、グループの福徳長(酒類)……さきほど「博多の華」を説明しましたが、そちらの乙を使えばいいわけです。ですから、自社で全部まかないきれる。これはビール会社にはできないわけです。

そういったこともあり、値段を据え置くことができました。これによって、当然ですが店頭には(当社の商品が)最安値で並びます。節約志向の中では必然的に「すごむぎ」「すごいも」を手に取って帰るという流れがどんどん続いているわけです。

「すごむぎ」「すごいも」が非常に認知されてきていますので、今後、エクステンションを含めて、横のつながりも含めて、新商品もどんどん出していければと思っています。

甲乙混和焼酎の取組み②

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さて、当社を代表するブランド「鍛高譚」でございます。しかしながら、料飲市場自体が冷え込んでいる中で、多く飲まれる商材の定義では数字は上がらないということで、広告宣伝、販促活動等を行い、ようやく前年(2017年)並み近くまでは盛り返してきました。これから少しずつ、「鍛高譚」のすばらしさ(を広めていきます)。

今回は、香りが20倍。香り成分であるペリルアルデヒドが20倍です。ですから、従前以上に非常に香り高く飲みやすい。そういった「鍛高譚」を提供することができていますので、焦らず地道に「鍛高譚」の良さをもっと広げていければいいかなと思っています。

RTD(チューハイ)の取組み①

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チューハイ事業です。

ビールが売れなくなったものですから、ビール会社はチューハイばかりに注目し、各社ともチューハイに力を入れています。これも致し方ない部分があります。

しかし、消費者目線で見たらどうなのかなという部分もあります。レモンチューハイ、グレープフルーツチューハイ、ストロング……各会社でいろいろあります。

(お客さまも)それぞれ、お好きなものがあると思います。こう言うのも何なのですが、どれも似たり寄ったりという中で、差異性、差別化、独自性といったところを意識していかないと、お客さまもなかなか当社の製品を手にしてくれないのではないかと思っています。

その中で、当社はLB(ローカルブランド)戦略(を展開しています)。これは、チューハイに限らず取り組んでいるのですが、まずはチューハイ(をご紹介します)。

例えば、北海道で「ビッグマン」という一番売れている焼酎があります。この「ビッグマン」という冠を用いて、そのエクステンションとして「なまらチューハイ」を作りました。

北海道の方なら、この「なまら」という言葉は方言としてわかると思います。私も北海道ですが、「なまら」は「すごい」という意味です。(ですので、これらのチューハイは)「すごくすっぱい」「すごくしょっぱい」ということです。スライドにも写っていますが、札幌に行きまして、サンプリングも行いました。

無料だからということもあるかもしれないですが、1時間おきに配布するのですが、配布を始めて10~15分で全部なくなってしまうのです。実は、配布を始める20~30分前には、みなさんここに並ばれるのです。札幌の地下街で実施したのですが、ここまで関心が高い(のは驚きでした)。無料だからかもしれないですが、そういったことも行いました。

手前味噌ですが、やはり「ビッグマン」は、北海道で私がCMなどにも出ているため、それなりに顔が売れています。それで集まってくださった方もいて、サインを求められたりもしました。

このように、(なまらチューハイは)非常に好評でした。「ばらまき」は済みましたので、これから(が勝負)です。「なまらチューハイ」が北海道のチューハイであると、さらに認知していただければ、さらなる注文もどんどん増えてくるのではないかと期待しています。

RTD(チューハイ)の取組み②

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こちらもコラボレーションチューハイです。当社では取り組みを大々的に仕掛けていこうと思っています。まずは、三島食品。「ゆかり」というふりかけがありますよね。

しそと言ったら、当社は「鍛高譚」ですから、しそ同士みたいなものです。これを数量限定で出しましたら、瞬く間に完売しました。大切なのは、消費者にとってのわかりやすさなのです。

「どんな味がするんだろう?」「いったい何だろう?」といったように疑問を持たれたら、なかなか購買につながりません。「ゆかり(ということは)、しそのいい香りがするチューハイなんだろうな」みたいに(思っていただくことが重要です)。こうして「ゆかりチューハイ」を販売したら、非常に好評でした。

続いてですが、佐多宗二商店の「角玉梅酒」のジントニックを販売したところ「味がいい」と(評判でした)。こちら(関東方面)では見受けることもできないのですが、関西方面では非常に売れているということです。

さらに、大手食品メーカーの2社ともコラボレーションをします。こちらは、これから来年(2019年)に向けて進められればいいかなと思っております。ご期待ください。

オエノンプロダクトサポートの取組み

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これも当社独自の動きですが、メーカーで、いわゆるパッカーという……パッカーというのは、自社では設備や人員の問題があって物理的に対応できないといったときに、その業務を受託するものです。

チューハイのブランドも手がけているビール会社は、自分たちの機械だけでは(生産が)間に合わないことが多いです。どこか対応してくれるところがないか、ということでニーズがかなり高まっているため、それなら当社でやってしまおうということで、これを旧・富久娘……今は清酒はやめましたけれども、ここにはチューハイのラインもありますので、メーカー初のパッカーという取り組みを進めています。

ここでは申し上げることができませんが、いろんなところから案件をいただいています。そのうち、市場にぱっと花が咲くといいますか「こんなこともやるのか」「こんな取り組みもするのか」と、ある意味ではサプライズのようなことが起きるときがきます。その中の1つとして、Amazonとの取り組みがあります。

このように、アルコール販売もしかり、生産支援もしかり、(さまざまなところに)力を入れていきたいと思います。

洋酒の取組み①

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先般、日経新聞で、決算発表の私のコメントが掲載されていました。「ジン・ブーム」ですね。そこまでブームだとは思わないですが、巷ではそう言われています。

ただし、海外、特にヨーロッパでは、メイド・イン・ジャパンのジンがもてはやされています。当社もご多分にもれず、そうしたニーズに対応しています。

これは、当社でボトリングしているわけではなく、ヨーロッパのメーカーに原酒を送り、そこでボトリングしています。これを「ジャパニーズ・ジン」として提供しています。ご覧のとおり、かなり斬新なデザインになっています。フランスやイタリアなど、ヨーロッパの方からすると、オリエンタルな印象を持たれるようで、好評です。

ウォッカも同様です。日本では絶対に売れないようなデザインですが、これが日本のイメージなのでしょうか。とにかく非常に好評で、輸出が伸びている状況です。

洋酒の取組み②

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そして、海外だけではなく国内にもジンを提供していくということで、この「無銘」を作っています。名前が少し自虐的ですが、確かに無名ですから。他にも、北海道産の「北水鐘」というものを出します。北海道の道の駅などでも販売を予定していて、海外からの旅行者など、インバウンドに向けた商材としても提供します。

料飲市場に対する取組み

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料飲市場はシュリンクしているといいますか、かなり寂しい状況でございます。だからこそ盛り上げるべきだということで、当社では「瓶チューハイ」を出しています。瓶のほうが構造上、炭酸を強く入れられます。よって、とても爽やかな飲みごたえを味わえます。

一部の地域ですが、八戸や岡山などのラーメン屋さんではこの商品が冷蔵庫に入っていて、自分で冷蔵庫から取って、自分で飲むといったスタイルで提供されたりもしており、瓶チューハイも非常に好調です。

そして「WALICKA(ワリッカ)」です。名前を聞いても、ここにいらっしゃる方は「なんのことだ」と思われるかもしれません。しかし北海道の人間からすると、「ワリッカ=焼酎」で、「焼酎=ワリッカ」です。そのぐらいの思い入れがあります。

時の流れの中で、ワリッカを……どんどん商品が変わって、合同酒精では「グランブルー」といった商品になったのですが、その間に他社焼酎が、北海道の料飲市場でシェアを広げています。今まではワリッカの独擅場でしたが、完全にやられてしまったというのが現状です。

ただし、料飲市場が厳しいということで、今がチャンスということで、再度ワリッカで北海道市場をカバーしていきます。この秋からリベンジです。

やはり中高年の方のほうが焼酎を飲まれるため、ワリッカに対する郷愁と言いますか、思い入れが非常に強い、そういった商材かなと思います。

酵素医薬品事業の取組み①

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酵素です。主戦場はヨーロッパです。アメリカにも多いのですが、ヨーロッパ向けが非常に増えており、この傾向はずっと続いております。

酵素医薬品事業の取組み②

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この設備投資の内容で15億円ということで、従前の機器だけでは足りなくなったということと、コストを抑えるというところで、どれだけコストを低減できるかが競争力をつける大きなポイントになります。

ナンバーワンに追いつけ追い越せのような状態になるには、どれだけコストを下げて競争優位に立てるか(が重要です)。そのため、積極果敢に酵素などに投資をしています。

そして、生産支援ビジネスです。こちらは大手食品メーカーからの依頼が多いです。当社の今までの実績、ノウハウ、そして当社の設備環境などを理由に、こうしたオーダーが来るのです。オーダーをしてくれるメーカーは、あえて言いませんが、みなさんがよく知っている大手一流メーカーでございます。

平成30年度業績見通し

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本年度の見通しです。年初に発表した見込みの数字と変えていません。中身の売上高の構成等は変えていますが、トータルの売上高である800億円、そして経常利益19億5,000万円、配当7円に変更ございません。

平成30年度業績見通し 営業利益の増益要因

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結果的に、加工用澱粉につきましては、残念ながら商品構成差のマイナス分は補うことができないということで、減益でございます。その他はだいたい増益と考えています。

以上が、この第2四半期、1~6月の決算の内容でございます。ご清聴ありがとうございました。

配信元: ログミーファイナンス

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