企業のIT投資需要増が追い風
時価総額:4907.4億円
PER:21.06倍
PBR:2.14倍
【自社株買いで需給良好】
5/10に決算を発表。18年3月期の連結経常利益は前の期比21.1%増の327億円で着地。続く19年3月期も前期比8.2%増の355億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期はクレジットカード系大型開発案件の寄与や、不採算案件の抑制効果などで金融ITサービスの収益が急拡大した。今期はサービスITと産業ITを中心に顧客のIT投資ニーズを取り込み、8期連続の増収増益を目指す。
【インドネシア上場IT企業との協業強化でグローバル事業を推進】
分法適用会社であるインドネシア上場大手IT企業PT Anabatic Technologies Tbkが7月11日に発行した転換社債型新株予約権付社債を取得し、グローバル事業の推進を強化することを発表した。Anabatic社は、直近決算売上高4,593BIDR(約385億円)、時価総1,631BIDR(約127億円)のインドネシア国内トップクラスのITサービス企業。銀行向け勘定系システム導入のほか、金融機関向けソリューションの提供に強みを持ち、銀行を中心に保険など、幅広い分野の顧客基盤を有している。また、同社はITサービス提供に加え、インフラ事業、BPO事業にも強みを持ち、インドネシアを中心にASEANおよび中東エリアへ幅広くサービスを展開する。
【みずほグループで大量保有】
みずほ証券は6月22日受付で財務省に大量保有報告書(5%ルール報告書)を提出した。報告書によれば、みずほ証券と共同保有者のTIS株式保有比率は5.18%となり、新たに5%を超えたことが判明した。報告義務発生日は6月15日。アセットマネジメントOneが4.53%を保有し、今後大手機関投資家の買い増しも期待できそうだ。
独立系情報サービス大手。金融向けが主力。傘下にTIS、インテックなど多数。