ユーロは２１日線付近に再び下落 踏ん張れるか注目＝ＮＹ為替チェック

　ＮＹ時間の昼になってドル買いが優勢となっており、ユーロドルは戻り売りが強まっている。ロンドン時間には１．１７４０ドル近辺まで上昇していたものの、ＮＹ時間にかけて伸び悩み、現在はストップを巻き込んで１．１６ドル台に下落している。

　本日の２１日線は１．１６６０ドル近辺に来ているが、現在はその付近での推移。２１日線を下回る水準では買いオーダーも出るようで、売買交錯となっている模様。

　先ほどパウエルＦＲＢ議長の議会証言が行なわれ、「当面は漸進的な利上げが最善」と従来通りの姿勢を強調していた。新たな内容でもなかったことからそれ自体の反応は限定的となったが、ハト派なコメントもなかったことから、議会証言を通過後、為替市場はドル買いの反応を見せており、ユーロドルは戻り売りに押されているようだ。

　ユーロドルは今月に入って底堅さも見せ始め、リバウンドの兆候も見せている。ここで踏ん張れるか注目されるところではある。

EUR/USD　1.1658　EUR/JPY　131.58　EUR/GBP　0.8871

minkabu PRESS編集部　野沢卓美