以下、米ドル/円・日足チャート+200日MA(移動平均線)+DMI(方向性指数)についてご覧ください。 5月に入って以来、米ドル/円は110円台手前で押し戻される相場展開が継続しており、いわば【110円の壁】で行く手を阻害されているような形となっています。(上図黄色矢印) 米ドル/円の喫緊の注目テクニカルラインは・・・200日MA(移動平均線)。 11日時点における同線の基準レートは110.16円となっており、同線の上抜けブレーク成否が今後の米ドル/円相場の趨勢を左右する重要ポイントとなりそうです。 そんな中、相場の方向性やトレンドの勢いを見る上で有用なメルクマールであるDMI(方向性指数)を見てみると、11日時点では「+DI>-DI」となっており、プラスの方向性優位の状態となりつつあることが視認できます。 その一方で、ADXが右肩下がり形状となっていることから、3月後半を起点とする米ドル/円の上昇トレンドの勢いがやや一服する時間帯に入っていると捉えて良さそうです。(いずれも上図赤色点線丸印) DMIが示唆するトレンドシグナルを基に勘案すると、足もとでは200日MA(≒110.16円※)が上値抵抗ラインとなる可能性が高そうです。(※5/11時点Bid値) 以上を総合すると、足もとの米ドル/円は、200日MAを意識するレンジワーク主体の相場展開となりそうです。
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