様子見ムードが広がる展開か
前日比99円81銭安の22,408円88銭で引けました。
米国がイラン核合意の離脱を表明したことで、
リスク回避の動きが出て売り優勢となっています。
4月米国雇用統計の発表は無難に通過し、
ゴールデンウィーク中は目立った材料もありませんでした。
米ドル為替が円高に進行した悪材料と、
大型連休明けの買戻しが拮抗し、
小幅な動きにとどまっています。
連休明けは、3月決算企業の通期決算発表が本格化しており、
個別要因で株価が大きく変動する可能性が高く、
保有銘柄や注目銘柄の決算状況には注意が必要でしょう。
日本企業は決算内容を保守的に見積もる傾向が強く、
外需企業は、直近の円高傾向に悲観される可能性があるでしょう。
また、政治リスクについても意識され始めていることから、
積極的に買いを入れる流れにはなりにくく、
当面日本株市場は様子見ムードとなる可能性が高いと考えます。
様子見ムードの相場では、買いと売りでは相対的に
売り圧力が強くなりやすく、
10日の日経平均株価は【小幅ながら下落して引ける】
可能性があると判断しました。