日経平均株価は2か月半にわたってほぼ膠着状態です。しかし、個別銘柄では順調に新値を更新している銘柄も多くなっています。日経平均はトランプ大統領の発言に神経をとがらせていますし、日銀のETF買いの影響など不透明な要因が左右します。
しかし、個々の銘柄は出てきた業績とバリュエーションを個々に判断し、業績好調継続で、バリュエーションが低ければ買われます。もちろん、業績が悪い方に変化すれば売られます。当たり前ですが。
外需株はトランプの発言や為替に影響を受けてしまいますので、単純に個々の企業の業績では決まりません。しかし、内需株は、個々の業績を見ておけば、それほど痛い目にはあいません。ただし、バリュエーションを無視すると、業績に変調はなくとも失敗することもあります。
当コラム銘柄でも新高値を更新し続けている銘柄もいくつかあります。その中でプリマハム(2281)は出色の動きです。
参照コラム:https://money.minkabu.jp/59079
この銘柄を取り上げるのはこの時が初めてというわけではなく、繰り返し取り上げてきました。それでも結果的に加熱することなく、この1年間コンスタントに株価が上昇しています。
この銘柄の特徴はおそらく、話だけを聞いても魅力を感じないということだと思います。しかし、結果的には着実にシェアが向上し、業績が大きく伸びています。多くの個人投資家は、どうしても今評価される材料に目が行きがちです。しかし、そのような銘柄はすでにやや割高になっているケースが多いのです。むしろ、世間の人々が何だかよくわからないけれども、しかるべき理由があって業績がコンスタントに伸びている銘柄は、実に儲けやすい銘柄ということになります。まさにそんな株を見つけることがプロの技です。
さて、世間で最も理解されていない業種に卸売業があります。しかし、日本では卸売業は長期間にわたって高成長を遂げています。三菱食品(7451)はそんな卸売業の代表ですが、このところは歴史的にもかなり低水準のPERとなっており、安心感があって、かつ高いリターンが期待できる銘柄といえるでしょう。
こちらから、詳細なレポートが入手できます。
http://cherry100.mods.jp/ra/s/979
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