11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続落、個人主体の資金は中小型株にシフトする格好
・ドル・円は上値が重い、日本株安で円買い継続
・値下がり寄与トップは京セラ<6971>、同2位はソフトバンクG<9984>
■日経平均は続落、個人主体の資金は中小型株にシフトする格好
日経平均は続落。80.89円安の23707.31円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えた。10日の米国株安のほか、為替市場でドル円が1ドル111円台で推移する中、シカゴ先物清算値(23615円)にサヤ寄せする格好から利食い先行で始まった。ただし、昨夕の段階で金利上昇を警戒して225先物ナイト・セッションで売られていたこともあり、織り込み済みの流れから、前場半ばには23734.97円と下げ渋る展開になっている。
セクターでは医薬品、金属製品、化学、食料品、水産農林、輸送用機器、ゴム製品が軟調。半面、鉱業、海運、証券、非鉄金属、銀行がしっかり。東証1部の値下がり数は1100を超えており、全体の過半数を占めている。指数インパクトの大きいところでは、京セラ<6971>、ソフトバンクG<9984>、日東電<6988>、ホンダ<7267>が冴えない。
日経平均は売り先行で始まったが、5日線レベルで下げ渋る動きをみせている。ボリンジャーバンドでは+2σを下回っており、過熱感は和らいでいる。明日にオプションSQを控えていることもあり、積極的には手掛けづらいところであるが、TOPIXがマイナス圏で推移していることもあって、日銀のETF買い入れへの思惑等からも下げ渋る展開が意識されそうだ。
また、日経平均はこう着ながらも、マザーズ指数は6連騰で1300ptを回復、JASDAQも6連騰で高値更新と強い動きをみせており、個人主体の資金は中小型株にシフトする格好であろう。また、原油相場の上昇から資源関連の一角が堅調なほか、長期金利上昇を背景に金融セクターの一角が買われるなど、需給状況は良好である。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は上値が重い、日本株安で円買い継続
11日午前の東京市場でドル・円は上値の重い展開。日本株の弱含みを受け、円買いが継続したようだ。
ドル・円は朝方に111円32銭を付けた後、日経平均株価が下げ幅縮小を手がかりに円買いが一服し、ドルは111円60銭台に水準を切り上げた。ただ、前日の下げからの戻りは鈍い。
ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏で推移し、目先の日本株安継続への観測から円買い基調が続く。また、米インフレ指標の発表を前に、積極的なドル買いは入りづらいようだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は111円32銭から111円63銭、ユーロ・円は133円06銭から133円49銭、ユーロ・ドルは1.1947ドルから1.1959ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・エキサイト<3754>やGameWith<6552>がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは京セラ<6971>、同2位はソフトバンクG<9984>
■経済指標・要人発言
・ブロードベント英中銀副総裁
「2018年の利上げ回数は不透明。今後3年間の見通しでは2-3回の可能性」
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・14:00 11月景気動向指数・先行速報値(予想:108.6、10月:106.5)
<海外>
特になし
<DM>
・日経平均は続落、個人主体の資金は中小型株にシフトする格好
・ドル・円は上値が重い、日本株安で円買い継続
・値下がり寄与トップは京セラ<6971>、同2位はソフトバンクG<9984>
■日経平均は続落、個人主体の資金は中小型株にシフトする格好
日経平均は続落。80.89円安の23707.31円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えた。10日の米国株安のほか、為替市場でドル円が1ドル111円台で推移する中、シカゴ先物清算値(23615円)にサヤ寄せする格好から利食い先行で始まった。ただし、昨夕の段階で金利上昇を警戒して225先物ナイト・セッションで売られていたこともあり、織り込み済みの流れから、前場半ばには23734.97円と下げ渋る展開になっている。
セクターでは医薬品、金属製品、化学、食料品、水産農林、輸送用機器、ゴム製品が軟調。半面、鉱業、海運、証券、非鉄金属、銀行がしっかり。東証1部の値下がり数は1100を超えており、全体の過半数を占めている。指数インパクトの大きいところでは、京セラ<6971>、ソフトバンクG<9984>、日東電<6988>、ホンダ<7267>が冴えない。
日経平均は売り先行で始まったが、5日線レベルで下げ渋る動きをみせている。ボリンジャーバンドでは+2σを下回っており、過熱感は和らいでいる。明日にオプションSQを控えていることもあり、積極的には手掛けづらいところであるが、TOPIXがマイナス圏で推移していることもあって、日銀のETF買い入れへの思惑等からも下げ渋る展開が意識されそうだ。
また、日経平均はこう着ながらも、マザーズ指数は6連騰で1300ptを回復、JASDAQも6連騰で高値更新と強い動きをみせており、個人主体の資金は中小型株にシフトする格好であろう。また、原油相場の上昇から資源関連の一角が堅調なほか、長期金利上昇を背景に金融セクターの一角が買われるなど、需給状況は良好である。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は上値が重い、日本株安で円買い継続
11日午前の東京市場でドル・円は上値の重い展開。日本株の弱含みを受け、円買いが継続したようだ。
ドル・円は朝方に111円32銭を付けた後、日経平均株価が下げ幅縮小を手がかりに円買いが一服し、ドルは111円60銭台に水準を切り上げた。ただ、前日の下げからの戻りは鈍い。
ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏で推移し、目先の日本株安継続への観測から円買い基調が続く。また、米インフレ指標の発表を前に、積極的なドル買いは入りづらいようだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は111円32銭から111円63銭、ユーロ・円は133円06銭から133円49銭、ユーロ・ドルは1.1947ドルから1.1959ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・エキサイト<3754>やGameWith<6552>がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは京セラ<6971>、同2位はソフトバンクG<9984>
■経済指標・要人発言
・ブロードベント英中銀副総裁
「2018年の利上げ回数は不透明。今後3年間の見通しでは2-3回の可能性」
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・14:00 11月景気動向指数・先行速報値(予想:108.6、10月:106.5)
<海外>
特になし
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