【買い】前田製作所(6281)パワー半導体関連材料で注目のナプラに出資・新規事業。レンジブレイク期待。
■レンジブレイク期待
前田建設工業系。主力は各種建設機械販売、整備、レンタルで、コマツ総代理店として最大手級。かにクレーン、クローラークレーンなど好採算の自社機器を強化。鉄構、環境機器などの製造販売も手掛ける。公共土木工事の長期逓減を見込み、高所作業車、クレーン、工場生産設備など民間需要取り込みに注力中。液晶検査装置やミニショベルなど受託生産も開始、もの作り企業への転換を加速中。中国、南米等新興国に代理店営業強化。出資先であるナプラが、パワー半導体の性能を発揮するために必要不可欠な関連材料である高温対応の接合材を量産体制。接合材に用いる金属微粉末の製造を行い、既に複数の企業での採用が決まっているようです。ナプラが保有する特許を生かした製造法で安価な接合材製造が期待できます。
2月7日に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比16.8%増の14億円に伸び、通期計画の14.5億円に対する進捗率は97.0%に達し、5年平均の70.6%も上回った。
会社側が発表した第3四半期累計の実績と据え置いた通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比92.4%減の0.4億円に大きく落ち込む計算になる。
直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比3.0%減の6.5億円となり、売上営業利益率は前年同期の7.1%→6.4%に悪化した。
[出典:株探]
今期堅調に推移する業績、パワー半導体関連としての再注目が集まれば、現在800-1000円で推移するレンジを上抜けも期待出来そう。
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