底打ちを見てからでも遅くはない
前回「二番底を形成したチャートパターンになっているようで、短期的にはレンジ内でのリバウンド上昇に転じているよう」と解説しました。
株価は23日に900円超の大幅下落となり、目標株価の範囲内を大きく下回った一週間でした。
米国の株式市場は大幅に下落した一週間でした。
ドル円相場はドル売りが進んだ一週間でした。
気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。
株価チャートを分析する限りでは、二番底を形成したチャートパターンでしたが、3月23日にレンジを下に抜けました。
米国の株式市場以上にチャート形状は崩れてしまいました。
ドル円相場でドル売りが続き、1米ドル105円を割り込んだことが背景にあげられるでしょう。
目標上値は2万1,000円、下値は1万9,500円、それぞれプラスマイナス250円とします。
国内の政治リスクがある中でも、好業績銘柄を物色する動きが見られてはいました。
しかし、米国の株式市場が大幅下落した影響を受けてトレンド転換し、下に抜けました。
すでに高値から15%程度下落しており、暴落認定の射程圏内と考えられます。
ここからの空売りは踏まれる可能性もあります。
加速して株価が下落すれば逆張り戦略も検討してもよいでしょうが、あくまでも短期売買です。
この水準ですから、株式市場が落ち着きを取り戻してから参戦してもまったく遅くはないでしょう。