◆日経平均の下値不安は後退しても、買い手不在の状況か?
14日(水)は、米国株安が重しになって5日ぶりの反落でした。ただし、売買代金は今年4番目の薄商いでしたから、売り込むほどでもなかったようです。
2月からの調整局面では下がるときに売買代金が増加する傾向が強かったので、今日の薄商いは売りが枯れてきたことを示しているのかもしれません。
明日は、ゴールデンクロスした5日線と25日線のサポートが機能するかがポイントになりそうです。
米国株安や円高加速などで続落してしまうと移動平均線割れとなり、22000円が上値の壁として意識されそうです。反対に上昇一服からすんなり反発すれば、5日線に沿った上昇傾向シナリオ継続でしょう。
もっとも、低調な売買代金が続いており、指数や大型株は買い手不在の状況だと思われます。明日からIPOラッシュですので、方向感のつかみにくい日経平均よりも値動きの軽い個別株に関心が向かいそうです。