ドル/円、値が振れやすい地合い
ただ、ドイツ第2党社会民主党(SPD)の党員投票やイタリア総選挙(まだ出口調査の段階ではあるが)を波乱なく通過した事で、リスクオフムードに拍車がかかる事態は免れた公算が大きい。トランプ米政権の関税強化や黒田日銀総裁の出口発言に対する市場の反応はやや過剰という見方もある。株式市場に落ち着きが戻れば106円台半ばまで反発する余地はあろう。
いずれにしても、金融市場全体でボラティリティが高まっているだけにドル/円相場も値が振れやすい地合いが続きそうだ。
(ドル/円予想レンジ: 104.700-106.400円)