【買い】テラ(2191)細胞加工の製造開発受託事業に参入◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

細胞加工の製造開発受託事業に参入

がん免疫療法の1つである樹状細胞ワクチン療法等に係る技術・ノウハウ等を契約医療機関に提供する、大学発のバイオベンチャー。

2月13日の決算、17年12月期の連結最終損益は6.4億円の損失と、前の期は9.1億円の赤字から赤字幅を縮小した。
一部の医療機関で未回収となっていた延滞債権を回収したことによる貸倒引当金戻入益の計上により、細胞医療事業においては黒字化を達成。しかしながら、医療支援事業において細胞培養関連装置の受注販売が減少したこと及び当事業を行っていた連結子会社BMSを連結の範囲から除外したことによる売上高の減少が影響したこと、医薬品事業において膵臓がんに対する再生医療等製品としての樹状細胞ワクチンの承認取得を目指した開発活動を推進したことが要因。
2月19日、特定細胞加工物製造許可を取得して細胞加工の製造開発受託事業に参入するため、新たな細胞培養加工施設の整備を開始したと発表した。

チャート面では昨秋から保ち合いで推移している。足元ではパラボリックが上昇を示唆しており、直近高値591円を上抜ければ、持ち合い放れで上昇トレンド入りを期待する。

業種：サービス業
時価総額：94.34億円
PER：非公表
PBR：7.03倍

12：00追記　上記施設の稼動開始は18年12月期。主にがんに対する免疫細胞治療に係る特定細胞加工物の製造開発を受託することを見込む。前場は出来高を伴い1/15の591円を上抜けた。更なる上昇に期待する。