秋からの上昇相場がいったん終わった可能性も
前回「目先はいったん下げ止まってトレンドが転換する可能性も考えられるが、リバウンド狙いの逆張り短期売買か、戻り売りに徹した方がよい」と解説しました。
株価は当初の想定レンジ内で取引を終えた一週間でした。
米国の株式市場も下げ止まって反転した一週間でした。
ドル円相場は円高ドル安が進んだ一週間でした。
気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。
株価チャートを見る限りでは、2月14日に2万0,950.15円の安値をつけました。
高値から10%を超える下落、かつ節目の2万1,000円を割り込んだことで、反転上昇に転じました。
短期的なレンジの上値は2万2,550円、下値は2万0,750円、それぞれプラスマイナス200円とします。
中長期的には上昇トレンドが継続中です。
短期的にはリバウンド上昇に転じていますが、波動を見る限りでは戻り売りの域を出たとは分析できません。
さらに、2017年9月から上昇相場が継続しましたが、波動を見る限りではいったん終了した可能性も出てきました。
仮に上昇相場が終了した場合、今後は日柄調整が長引く可能性も考えられます。
上昇相場に慣れると、押し目買い戦略が頭から離れませんが、目先はリバウンド狙いの逆張りの短期売買か、戻り売りに徹した方がよいかもしれません。
個別企業の決算発表も一段落つきました。好業績銘柄の選別に時間を費やしてみてもよいでしょう。