昨日のNY市場では長期金利の上昇を嫌気する形で株価が暴落した。株価が下げ止まると長期金利が再び上昇を始め、金利の上昇が改めて株価を圧迫するという悪循環になっている。ただ、こうした株と債券の不安定な相場展開に比べると為替市場の反応は限定的だ。昨日のNY市場のドル/円は最大で1円程度の下落にとどまった。株安でリスク回避の円買いが強まっても、米長期金利上昇がドルを下支えするためだろう。ドル/円は108円台前半のサポートを維持できるかが本日の焦点となりそうだ。
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