それでもドル売りか、一旦ドル買いか
ただ、市場は大統領発言を全面的に受け入れた訳ではないようだ。ドル/円は、本日早朝に109.70円台まで上昇する場面もあったが、その後は109.00円台を割り込むなどドル買いは息切れしている。改めてトランプ米大統領のダボス会議での発言に注目が集まりそうだ。もし、保護主義的な発言があれば、市場は本音が出たとばかりにドル売りを再開するだろう。一方で講演が無難な内容なら、週末を控えた買戻しが入ってもおかしくないタイミングであろう。
また、本日は米10-12月期国内総生産(GDP)の発表も予定されており、前期比年率+3.0%と高めの伸びが見込まれている。本日のドル/円はこれらの材料への反応とポジション調整の動きが相まって乱高下する可能性もある。