◆日経平均、主力株は押し目買いスタンスか?
24日(水)は、1ドル=110円割れの円高が重石になり、日経平均は4日ぶりの反落になりました。
これまで為替離れで上昇してきましたが、日銀短観の想定為替レート(1ドル=110.18円)を割り込んだため、慎重姿勢につながったようです。
日経平均は今日の下落でローソク足は「陽の陰はらみ」になりました。2日かけて「上ヒゲ」の組み合わせで、明日も下落して陽線を下回ると「上ヒゲ陰線」と同じ意味になり、高値圏で出現すると天井形成の可能性があるパターンです。
早急に切り返して高値更新すれば強気継続になりそうですが、円高や主力企業の決算待ちの状況を考えますと、上値が重いのではないかと思われます。
反対に、日経平均や主力株の高値は買いにくい水準になっていると思われますので、無理に上がるよりは、押し目買いスタンスで望んだ方が良さそうです。
一方、新興市場は堅調な展開が続いており、日経平均の下げに比べると地合いは良い印象です。物色意欲は強いと考えられるので、下がれば買いも入りやすいのではないかと思われます。