◆昨年も大納会前日に大幅下落になっている
28日(木)は、北朝鮮がミサイル発射の準備をしているとの報道をきっかけに、後場にかけて下げに転じる展開になりました。
ただし、前場段階は今年最低水準の売買代金でしたから、薄商いで先物の影響が大きくなったのだと思われます。
振り返ると、昨年末も参加者が少なくなった大納会の前日に-256円の大幅安を記録してから、年明けの大発会に+479円の大幅上昇で幕開けになっています。
今日は後場中ごろから下げが加速して投資家心理を冷やしましたが、参加者が少ない季節的な要因が大きそうです。
むしろ、日経平均の高値を買いたいと思う手がかりも少ない印象ですから、押し目を歓迎するくらいに考えてもよいと思います。
ただし、今日の下落によって大納会を今年の高値で締める可能性は少なくなりましたから、今年の大納会は様子見ムードが強くなりそうです。