昨日のドル/円は、米長期金利の上昇を背景に113.40円台まで上昇した。ただ、円以外の主要通貨に対してドルが売られた事もあって、米10年債利回りが約9カ月ぶりの高水準となる2.5%台へ上昇した割には上値が伸びなかった。米長期金利の上昇については、長期債の買いポジション圧縮という面が強いようだが、一部には税制改革による財政赤字の拡大を見越した動きがあるのかもしれない。いずれにしても、年末を控えた薄商いの中では市場の「真意」を測るのは困難で、ドル/円にしても米債利回りだけを睨んだ動きにはなりにくいのだろう。本日のドル/円は、底堅く推移すると見るが、月初来高値(113.747円)の前後では戻り売りが出そうだ。
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