株価はレンジからのブレイクに注目【2017/12/11-12/15】

三角保ち合いを形成中か

日経平均株価は12月8日金曜日、2万2,811.08円で取引を終えました。
前回「株価はいまだ短期リバウンド中で戻りを試す状況が続いている。株価のトレンドに変化がなく、新トレンドが発生したらそのトレンドをフォロー」と解説しました。
株価は下落後にリバウンドし、想定レンジ内で取引を終えた一週間でした。

米国の株式市場は堅調に動いた一週間でした。
ドル円相場は円安ドル高に動いた一週間でした。

気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。

株価チャートを見る限りでは、株価は短期上昇トレンドからトレンド転換しましたが、再びリバウンド上昇しています。
現在は横ばいのトレンドに移行し、三角保ち合いのチャートパターンを形成している可能性が高いと考えられます。
短期的なレンジの上値は2万3,100円、下値は2万1,900円、それぞれプラスマイナス200円とします。
株価が下落すれば日銀のETF買入が行われていて、効果も出ているようです。
三角保ち合いのトレンド内で上下する可能性が考えられますので、ブレイクして新トレンドが発生したら、そのトレンドをフォローする戦略がよいでしょう。

12月は一年の締めくくりですから、高くなれば戻り売りも待ち受けているかもしれません。安いところを買って高くなったら売る、もしくは高くなったら戻り売りで短期売買を繰り返してもよいでしょう。
トレンドの発生までは無駄な売買をして削られないために、お休みしてもいいかもしれません。
仮想通貨もそうですが、相場の最終局面は多くの人を魅了し、熱狂を巻き起こします。一つの相場が終わっても、また相場は巡ってきます。夜明け前が一番暗いことを忘れないようにしましょう。