12月相場入り
12月はクリスマスや年末という特殊な時期ということもあり、年末特有の動きがあります。
基本的には外人はクリスマス休暇に入るので、外人が買ってくる大型株は一服し、個人投資家好みの小型株や新興銘柄が活発に動く月です。
投資主体別売買動向をみると今週も外人は大きく売り越してきていることからも、一足早めに休暇に入っているのかもしれません。
NYダウは連日の大幅上昇で今週は大きく上げてきましたので、その強力な後押しもあって日経平均も上昇しています。
ただ、やはり上値は重たいのか、これまでと違って、日中に大きく急落したりする場面がちらほら出ていて、何か大きな売り圧力がところどころに見えています。これが今売ってきている外人なのかもしれませんが、国内の投信が買い、外人が売っているという図式は、ちょっと注意しておいた方がいいでしょう。
変化日は依然として変わらず、短期的には今月半ばに20400円を指しており、ここまで下がることはありませんが、下向きの流れにあるため、ニュートラところで21500円~22000円あたりまでが調整の目安になると思います。
もし、NYダウが崩れるなど何かしらの要因で急落があったとしたら21000円が大底圏の下値抵抗ラインになるので、このあたりまで来たときは最大の買い場となります。
今月半ばを過ぎると短期トレンドも上昇期間に入ってくるため、今年の残りは安定して推移するので、今週と来週あたりは海外の動きを含め、下振れするリスクに注意しておきましょう。