◆サイコロジカルライン100%が話題
相場観としては、来週から3月決算企業の決算発表が本格化するタイミングのため、そろそろ決算待ちムードが強くなる想定です。
18日(水)は日経平均が12連騰を達成しました。2015年の12連騰に並んだわけですが、騰落銘柄数は値下がりが目立って多くなりましたから、実態は利益確定売りが優勢だったと思われます。
テクニカル指標のサイコロジカルラインは過去12日間を使うため、サイコロジカルラインが100%になったことが話題になっています。
過去の連騰記録は12連騰が歴代3位タイ、残るは13連騰と最長の14連騰です。しかも最高の14連騰は1960年の記録ですから、過去57年間でサイコロジカルラインが100%になったのはたったの4回しかありません。
滅多にない出来事ですから、連騰が止まる方が確率的には高いでしょう。しかしながら、せっかく歴史的な連騰記録を塗り替えるチャンスが来たのですから、素直に連騰して欲しいと思っています。
ただし、日経平均が12連騰する間に、東証1部の値下がり銘柄数が1000銘柄を超えたのが今日を含めて4回あります。
反対に100円以上の大幅上昇は4回しかありません。12連騰といっても横ばいが何度も挟まっているといえますから、明日も横ばい程度で13連騰を達成出来ます。
もっとも、個別株は下がって調整している銘柄も多いともいえますから、指数の動きに惑わされずに、個別は個別を見て判断するということなのだと思います。