◆N字波動の高値観測から21130円程度が意識されそう
週末(13日)の米国株式市場は、主要3指数がそろって反発、ナスダック指数が最高値を更新しました。
一方、ドル円相場は、9月米消費者物価指数が伸び悩んだことをきっかけに、1ドル=112円の節目を割り込む展開でした。
円高ではありましたが、シカゴ日経先物は+80円の21240円でした。1ドル=112円割れの円高は心理的な重石になりそうですが、この結果なら10月負けなしの10連騰を達成しそうです。
10連騰を達成すると2015年5月の12連騰以来の記録ですが、バブル期以降に10連騰以上したのがこのときだけです。
2015年のときは27年ぶりの連騰記録で話題になりましたが、10連騰でも歴史的な連騰記録なので、達成すれば話題になると思われます。
歴史的な話題が続出していますが、過熱感や高値警戒感は否めないと思います。
さらに、上昇トレンドの高値目処を探すときによく使われる「N字波動」で観測すると、週足チャートでは21330円程度が高値目処として意識されそうです。あと少しで届く水準なので、いったんは上昇が止まる可能性は想定しておいた方がよさそうです。