上昇相場も終盤へ
2015年6月に付けた第2次安倍晋三政権以降の高値20868円をあっさりと越えることからもかなりの上昇力です。
選挙前という特殊な相場環境にあるため、為替が円高に進んでも上昇するような強い地合いです。
人工的な構造物が綺麗な形をしているように、このように外部要因に関係なく綺麗に上昇していくのは、何らかの手が入って
作られた相場ですのであまり信用してはなりません。
株価だけを見ているとあたかも景気が良くなっている=政治と経済政策がうまく回っている、と一般の人を納得させるにはわかりやすい指標になるので、選挙前に株価は意図的に吊り上げられるのでしょう。
このあたりは、あまり上がった理由を考えても意味がありません。
さて、この強い流れはいつまで続くのでしょうか?
チャートを縦軸で見ると、短期的には上値は21300円なのでほぼ天井圏に達したといっていいでしょう。
横軸で見た時には変化日(この上昇期間が終わる日)が10/20になるのであと5営業日ということになります。
以前から書いているように、このどちらかに達した時が相場の転換点になるので、イグジットするタイミングとなるのですが、すでに株価は天井圏近くまで達しているため、腹八分目くらいでもういつでも利益確定していいタイミングだと思います。
もちろん、まだ変化日まで5日間あるのでそれまで上昇する余地も十分あるため、この辺は個々のリスクの取り方次第ですが、
変化日ぎりぎりまで頑張ってみるのもいいかもしれません。
ここから考えなければいけないのは、変化日通過後の動きです。
ここまで勢い良く上昇してしまったので、さすがに反動が来るのは避けられません。
変化日を通過すると短期のトレンドが下降期間入りしますし、選挙後1週間はとくに強く下げやすい期間になるので、十分注意が必要です。
ここまで高値を取った以上は選挙結果がどうなるかもすでに織り込まれていることになるので、株価が上昇するような選挙結果になったとしても材料出尽くし感から一旦下がるでしょう。
来週中が一旦利益確定する最後の週だと考えて、キャッシュポジションを高めて次の相場に備えましょう。