「ドル買い意欲」は旺盛、「丁寧に押し目を拾っていく」は継続…!?
◆方向感定まらず - 揺れ動きに終始
※ご注意:予想期間は10月14日と表示されていますが、本日(10月13日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
昨日のドル円は“緩慢な値動き”に留まりました。
“上値の重さ”は目立ったものの、“112.00-111.80円のドル買いオーダー”を割り込みにかかる動きには至っておりません。
一方で“112.50-70円のドル売りオーダー”を脅かす動きも見られておらず、112円前半での揺れ動きに終始しました。
なお昨日発表された米卸売物価指数は“前月から伸びが加速(+0.4%、コアも+0.4%)”、新規失業保険申請件数も“2週続けて減少(24.3万件)”となったものの、大きな反応は見られませんでした。
また“目新しい材料なし(パウエル/ブレイナード両FRB理事)/ハト派(ブラード・セントルイス連銀総裁))/タカ派(ローゼングレン・ボストン連銀総裁)”と要人発言は「まちまち」であり、こちらも反応も限定されました。
◆本日も“同様の展開”との見方が大勢を占めつつあるが…?
このため本日も“レンジ内での揺れ動き”との見方が、大勢を占めつつあります。
ただし本日も米消費者物価指数/小売売上高/ミシガン大消費者態度指数等が予定されています。
昨日は不発でしたが、今のところインフレ指標はそう悪くありません。
また本日も米要人発言が目白押しですので、いつ“日・米・欧金融政策をテーマとするフロー”が発生してもおかしくないマーケット環境も続いています。
中国共産党大会(18日~)を控えた週末ということを考えると、“北朝鮮リスクが頭をもたげる”と考えるのが自然かもしれません。
しかし“200日移動平均線(本日は111.808円)”が絡んでいることもあり、“112.00-111.80円のドル買いオーダー”はかなり強固に見えます。
「下がった水準でのドル買い意欲は旺盛」と考え、引き続き「丁寧に押し目を拾っていく」と見たいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:112.823(10/10高値、10/6~10/10の61.8%戻し、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:112.712(10/6~10/10の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:112.582(10/11高値、10/6~10/10の38.2%戻し水準)
上値2:112.515(10/12高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:112.362(20日移動平均線)
前営業日終値:112.292
下値1:112.081(10/11-12安値、ピボット1stサポート)
下値2:111.990(10/10安値、50週移動平均線、大台)
下値3:111.918(ピボット2ndサポート)
下値4:111.808(200日移動平均線、200週移動平均線)
下値5:111.713(ピボットローブレイクアウト)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。
11:07 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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