連休明けは利益確定売り優勢か?日経平均の押し幅の目処は?

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最新投稿日時:2017/10/07 15:41 - 「連休明けは利益確定売り優勢か?日経平均の押し幅の目処は?」(市原義明)

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連休明けは利益確定売り優勢か?日経平均の押し幅の目処は?

著者:市原義明
投稿:2017/10/07 15:41

◆短期的な過熱感はあるが、上昇トレンド型を保っている

10日(火)の日経平均は、利益確定売り優勢の想定です。

週末の米国市場は、ナスダック指数は続伸したものの、NYダウ、S&P500は反落で高安まちまちでした。

9月雇用統計で非農業部門雇用者数が事前予想の+9万人に対して-3.3万人の減少になり、2010年以来の雇用者数の減少がサプライズの結果になりました。

ただし、大型ハリケーン「ハービー」「イルマ」の影響で一時的な落ち込みと見られたことや、時間当たりの平均賃金が+2.9%と2016年12月以来の大幅増加だったため、過度な反応にはなりませんでした。

一方、為替市場は、時間当たり賃金の上昇を手がかりにドル高、円安の反応になり、一時、1ドル=113円40銭台まで上昇、7月14日以来の高値水準をつける場面もありました。

しかし、北朝鮮が長距離ミサイル発射実験を計画しているとロシア通信が報じたため、ドルは利益確定売りで反転しました。

週末の米国市場を織り込んだシカゴ日経先物は-50円の20660円でした。国内は週明けが祝日なので月曜日の結果次第になりますが、円安一服やNYダウの連騰ストップの流れから、上昇の反動が出る可能性がありそうです。

先週の日経平均は10月の月替わりで1年4ヶ月連続の上昇からスタートし、今年初の5連騰を達成しました。ただし、TOPIXが反落したり、値下がり銘柄数が上回る日もありましたから、個別銘柄は先行して調整した印象でした。

米国を中心に海外の主要株価指数がそろって上昇していたので、日本の株価指数として日経平均が堅調だったのだと思われます。

日経平均は今年初の5連騰達成し、短期的な過熱感もありますが、週足チャートは、移動平均線3本(13週、26週、52週)が上向きの上昇トレンド型に変化していますから、下落する場面は絶好の押し目買いチャンスになりそうです。

仮に来週からいったん調整した場合、先週までに日経平均は19239円から20721円まで1482円の上昇になっていますので、1/3押しが20227円、半値押しが19980円にあります。

ちょうどよい押し幅がだいたい2万円の節目に重なりますから、押し目買いタイミングの参考に使えるのではないかと思われます。


市原義明
株式会社ストックゲート 執行役員兼営業部長
配信元: 達人の予想

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